「高層階なんて、タワマンに住めるような大金持ちしか住めないんでしょ?」
俺もそう思ってた。
でも、俺が現在住んでるのは10階以上の高層階だ。
しかも、家賃3万円台。
家賃3万円台とか生活保護受給者レベルの経済水準だけど、それでも高層階に住めるなんて東京はすごい。
(部屋は6畳ワンルームでクソ狭いけど)
ということで、今回は高層階に住んで感じたことを書きます。
高層階に住んで変わったこと
高所平気症になる
俺は根っからの高所恐怖症で、ジェットコースターは絶対に乗れないタチなんだけど、
高層階に住んでからは「高所平気症」になってしまった。
最初、この高層階の部屋に住み始めた時、
うわ、ベランダ出るの怖!!
━━洗濯物を干すときにベランダに出るのも怖かった。
もちろんベランダには腰の高さまで柵があるから自分から死にに行かない限り、落ちることはないんだけど、それでも怖かった。
13階というのは40メートルくらいの高さだから、USJのジェットコースター ハリウッド・ドリームザライドの高さがあるんだ。そりゃ怖いやろ。
でも、数週間もすると怖くなくなり、半年経った今では1ミリも怖くなくなった。
洗濯物を干しにベランダに出ても、全く怖くない。
恐怖心が麻痺してる。
人は高い場所でもあっという間に慣れるらしい。
眺めがいいから眼を休めるのに最適
高層階なので見晴らしはかなりいい。
タワマンほどの絶景ではないんだけど、割と遠くのほうまで見渡すことができる。
俺は現在、ネットワークエンジニアとしてフルリモートワークで働いているので、ずっと家で仕事をしている。
パソコンをずっと見つめてるから、目が疲れて眼精疲労まっしぐらなんだけど、そういう時はベランダから遠くの景色を見ることで眼を休めることができる。
1階〜3階くらいの低階層なら遠くまでの景色なんて見えないけど、高層階ならはるか遠くまで見渡すことができる。
高層階は眼を休めるのに最適だ。
在宅勤務してる人は高層階に住むのがいい。
洗濯物が乾きやすい
高層階は予想以上に強い風が吹く。
洗濯物が飛んでいってベランダから落ちないように注意する必要はあるけど、
風が強いと、あっという間に洗濯物が乾いてくれる。
俺の住んでる高層階は、風が強すぎて玄関ドアが開けられなくなることもあるので、ぶっちゃけ台風が来たらどうなるんだろう、怖い。
とはいえ、洗濯物が乾きやすいのは高層階のメリット。
てか、タワマンの30階とかに住んでる人って、風が半端なく強いと思うけど、ベランダに洗濯物を干してるんだろうか。
運動不足の解消になる
「高層階にいると外出するのがめんどくさくなって、運動不足になる」
━━と聞いたことがあるんだけど、俺は特にそんなことはない。
それどころか、俺は運動不足の解消のために、エレベーターを使わずに階段で登るようにしてるから、むしろ足腰が鍛えられている。
高層階に住む人は、ぜひ「エレベーターを使わない縛り」をしてみるのがおすすめ。
階段を使うようにするだけで運動不足の解消になります。
虫がいない
高層階になると、ほぼ虫がいない。
蚊もいないし、人類の天敵であるGもいない。
その他よくわからない虫も全くいない。
俺の実家は農家なので、訳の分からない虫がよく部屋の中にいたけど、高層階ではそんなことはない。
高層階は虫がいなくてクリーンな環境だ。
やっぱりGの心配をしなくていいのがいちばんのメリットだ。
人を見下ろすのは気持ちいい
どう考えても人を見下せるポジションにいない俺だけど、物理的に高い位置から道を行き交う人を見下ろすのは気分がいい。
高層階のほうが精神衛生的にはいい(気がする)。
タワマンへの憧れが消えた
「タワマンの高層階からの眺めに憧れる!」
━━と俺も思ってたんだけど、ぶっちゃけ高層階からの眺めなんか3日で飽きる。
毎日違うホテルに泊まって違う眺めを見るなら飽きないかもしれないけど、同じ部屋からの同じ眺めなんて秒で飽きる。
どうせタワマンに住んだところで、すぐに飽きるのが宿命。
タワマンへの憧れは消えた。
好き好んでタワマンに住む人の気がしれない。
このへんのタワマンへの歪な感情は、以下の本を読んでみるのがおすすめ。
なぜ金持ちは高いところに住むのか?
『金持ちはなぜ高いところに住むのか―近代都市はエレベーターが作った』という本がある。
そもそも文化史的には、階段で水や食料を運ばなくてはならない高層階は不便だったので、貧困層が住むところだったらしい。
昔から「高層階=富裕層が住むところ」だったわけではないんだ。
しかし、エレベーターが登場して以後は、その不便さがなくなり、高層階に住むのは富裕層の特権になった。
たしかに、タワマンの高層階なんてエレベーターがなければ不便なことこの上ない。
高層階が便利なのはエレベーターのおかげであり、エレベーターの発明によって金持ちは高いところに住むようになったのだ。
この本、高層階への考え方が変わる本ですごいおもしろいのでおすすめ。
つまり、タワマンの高層階の奴らを困らせたかった、エレベーターを停止してやればいい。
エレベーターさえ停めれば、途方もなく長い時間を階段で上り下りするしかなく、一気に不便になるからだ。
タワマンの高層階の奴らはエレベーターに依存している。
高層階でドヤ顔してるあいつらを困らせたかったらエレベーターを停めてやれ。