こんにちは、タロンです。
僕は25歳にして何回も転職をしているのですが、その経験から言えることが一つあります。
──ということです。
どういうことなのか、解説していきましょう。
1.能力の高さをアピールすると嫉妬の弓矢を打たれる
職場のレベルにもよりますが、「自分は優秀ですよアピール」をすると、嫉妬を食らうことが多いです。
特に今は、年齢が上の人よりも、ぺーぺーの新入社員の方がパソコンをうまく使いこなせたりしますし、ITに慣れた若者の方が優秀だったりすることも多いです。
ですが、だからといって、ITが苦手な職場の先輩を舐めるような態度をとるのはおすすめできません。
人は嫉妬をするからです。
日本では特にそうかもしれませんが、年齢が上というだけでかなりプライドが生まれてくるものです。
「自分は優秀ですよ」アピールをしすぎると、年上の先輩のプライドを傷つけてしまうこともしばしばです。
職場でうまくやっていきたい場合、先輩を敵に回すとかなりめんどくさいことになってしまうので、先輩のプライドは傷つけるべからずです。
僕のやっている方法
僕は新しい職場では、
パソコンの使い方についても、「すいません、これ、どうやって操作すればいいんですか?」と先輩に聞きます。
で、先輩にやり方を教えてもらったら、少し大げさに「え、こんなやり方あったんですね!知らなかったです。先輩すごいですねー!」
──みたいな感じで、先輩を引き立てます。
「年下の部下に仕事を教えて感謝される」ことで気を悪くする先輩はまずいませんし、むしろ、先輩のとしてのプライドを満たしてあげることもできるので、いいことづくめです。
「俺、ぜんぶ仕事わかってるんで」
──みたいに高慢な態度をとってしまうと、先輩もそんな後輩には教える気がしませんし、自分の知らないことを教えてもらうチャンスまで逃してしまいます。
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ところで、キャバ嬢が男を言葉で気持ちよくさせる魔法の言葉として、「さしすせそ」があります。
女性が使う言葉だと思われがちですが、実はこれ、男が使ってもわりと効果があります。
さ:♡さすがです~♡
し:♡しらなかったです♡
す:♡すごぉ~い♡
せ:♡せんすいいですねっ♡
そ:♡そうなんですね~♡
もちろん、男が使う場合は♡をとらないと気持ち悪くなりますが、男が「さしすせそ」を使ってもかなり効果があるので、ぜひみなさんもやってみてほしい。
社内政治を勝ち抜いていく上では、先輩を味方につけるのが重要です。
キャバ嬢が「さしすせそ」で男性客を味方につけてお金を落とさせるのと同じように、僕たちも先輩を「さしすせそ」で気持ちよくさせて味方につけて仕事を教えてもらうほうがなにかとお得ですよ。
2.職場での期待値を下げよう
新しい職場では、自分の「期待値」をどうコントロールするかが大事になってきます。▼
初めての職場に来る時って、
・最初に好印象を与えて期待値を上げる
➡︎期待される分、ハードルは高くなるのでミスしにくくなる。・あえて最初に悪印象を与えて期待値を下げる
➡︎期待されてない分、ちょっと手柄を上げると見直されやすい。どっちの戦略をとるか迷うよね🤔
— タロン@本読み(ビジネス書多め) (@shin_taron) October 4, 2021
期待値は高い/低いの2通りあって、それぞれ以下のようになります。▼
- 期待値が低い:仕事はできないけど、教えがいがあってかわいい後輩だと思われる。
➡︎期待されていない分、ちょっと成果を上げると褒められやすい。 - 期待値が高い:資格もたくさん持っていて、有名大学も出ているので手取り足取り教える必要はないと思われる。
➡︎期待されている分、成果を出せなかった時のガッカリ感が大きい。
分かりますかね。
つまり、
- 期待値を上げるとハードルが高くなってしまうので、期待値は下げておいた方がいい(=何も知らないバカだと思わせておいたほうがいい)ということです。
バカだと思われるのは嫌だと思うかもしれませんが、職場で優等生タイプになるのはやめておいた方がいいです。
優秀な人にはどんどん難しい仕事が割り振られていきますし、なにかと仕事を押し付けられやすいです。
しかし、本当に優秀な人はごく一握りで、ほとんどの人は実は凡人です。
やがて、ミスがたまっていき、「優秀な社員」という自分のイメージ像を保てなくなって、突如として会社から消えていった人たちをたくさん僕は見てきましたから。
昔、学校の教室でも「ガリ勉タイプ」がいましたが、ああいう人もキャラを演じているだけで、実は自分が頭がよくないことがわかると簡単に心が折れる人が多いです。
一見、誰にも期待されていないけど、仕事は可もなく不可もなくレベルでやっている社員の方が長く続くと僕は思います。
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ちなみに、選挙でもよく「アンダードッグ効果」と言われることがあります。
アンダードッグ効果:劣勢または不利な立場の側を応援したくなるという心理現象。
一生懸命、選挙演説をしているのに、ぜんぜん票が集まっていない候補者を見ると、思わず捨て犬に傘をさしてやるみたいな気持ちで一票を入れたくなりませんか?
人間には、負けている人や不利な立場にいる人に対して、優しいものです。
職場でも、期待値を下げて「僕、仕事のことなにもわからないです…」という弱い立場にいるように見せかければ、先輩も同僚も応援してくれやすいものなのです。
やはり、
──ということが仕事を長く続ける上で大事だと思います。
【まとめ】期待値は下げておいた方が楽
「優秀な新人が入ってきた!」と言われてしまうと、期待値が上がってしまい、早く成果を出さないといけないということになってハードルが上がってしまいます。
ですが、「あの新人、なにも知らないな。俺が教えてやるか」となれば、期待値は下がるので、成果が出なくてもそれほど責められません。
それどころか、少し成果を出すだけで褒められたりします。
新しい職場では、自分の期待値をコントロールすることが大事です。
新入社員は、早く認められたいあまり、必要以上に背伸びして「優秀ですよ」アピールをして、期待値をムダに上げてしまいがちです。
でも、僕は優秀アピールは控えめにして、期待値を下げておくべきではないか、と思います。
職場で期待値を上げても、余計な仕事が回ってくるだけですからね。
以上! タロン(@shin_taron)でした。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
参考文献
日本人はマジメなので期待値を上げすぎて心が折れる人が多いですが、期待されていない方がラクですよね。