こんにちは、タロンです。
今回は、「時給が高い仕事=きつい」という考えは捨てるべきという話をします。
僕は7年前の18歳のころ、コンビニの最低賃金バイトで消耗していたのですが、そのころの自分に伝えたいことです。
1.「時給が低い=楽な労働」ではない。むしろきつい
18歳の僕が勘違いしていたのは、
時給が低い仕事は、スキルも不要で楽な仕事だと思いがちです。
しかし、実際には、「時給が低い」ということは、給料を上げる余裕のない不採算事業であり、そんな赤字ギリギリの事業が良い職場環境であるはずがないのです。
当然、職場に行ってもろくな研修をする余裕もなく、新人に仕事を教える余裕もありません。
「見て覚えろ」・「教えなくても自分でやれ」という経営者にとって都合の良い根性論になってしまい、そんな職場に行ってもこっちが消耗するだけです。
マルチタスクが苦手なせいでぜんぜん仕事を覚えられず、「僕はコンビニの最低賃金の仕事でさえうまくできないのか。これならどんな仕事をやってもダメだな」
━━と思い悩んでしまったのですが、もちろんこれは大きな間違い。
「最低賃金の仕事でさえうまくできない」のではなく、「時給も上げられず、仕事もろくに教えてもらえない劣悪な職場環境だからこそ、仕事がうまくできなかった」のです。
言わば、「僕のせい」ではなく「職場のせい」だったわけです。
当時まだ青臭かった僕は、仕事ができないのを全て自分のせいにしてしまうという自罰的な考えだったのです。
でも、今ならわかります。
それは自分のせいではなく、職場環境のせいだったのだと。
とっとと自分に合った職場に移動して、自分らしく働ける場所に移動すべきだったのです。
2.高時給でも楽な労働があることに気づく
その後、大学を卒業してから、僕は正社員・派遣社員を含めて何度も転職したので、気づきました。
残りの7時間はただ座って適当にネットサーフィンしているだけで、時給1,700円がもらえました。
特にIT系の仕事は、高時給なのに楽な仕事が多い気がします。
高時給の仕事は、それだけ高額の賃金を支払う予算的余裕があるわけですから、ホワイトな職場環境である確率が高い。
コンビニバイトなんて、最低賃金なのにやること、覚えることが多いブラック労働なくせに、将来のスキルにもならないというかなり残念な仕事だなあ、と今になっては思います。
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ところで、今は外国人がコンビニでバイトしているのをよく見かけますが、あれも闇が深いな……と感じます。
日本の職場環境がまだよくわかっていない外国人を、コンビニバイトに囲い込む。
そして、低賃金で大したスキルにならない仕事をさせ続けるわけですから、その人の将来を殺しているようなものじゃないですかね。
僕が働いていたコンビニの店長は、
「コンビニが欲しいのは働き手。頭はいらない」
━━とブラック・ジョークを言っていましたが、手がついてさえいれば、日本人外国人に関係なく労働力を使い捨てていくんでしょうね。
【まとめ】高時給でも楽な労働を探そう
まとめます。
- 18歳の僕は「高時給の仕事=きつい」と思っていたが、それは完全なる間違い。
- むしろ、低時給の仕事の方が職場環境が悪く、働くのもきつい。
- 高時給で楽な労働は他にも(特にIT系)にたくさんあるので、そっちに移動しよう。
これは、ほんと18歳の僕に伝えたいことですね。
みなさんは僕と同じまちがいをしないようにしてください。
最後に僕の嫌いな本を紹介しておきます。
僕がもし、「置かれた場所で咲きなさい」という思考だったなら、一生低賃金のコンビニバイトをやっていたかもしれず、咲けずに枯れていたでしょう。
「置かれた場所で咲きなさい」なんて、思考停止ですよね。
たまたま初めてやった仕事が自分に合っている天職である確率なんて、宝くじに当たるくらい低い。
もし、18歳の僕に会えたなら、こう伝えたいですね。
「自分らしく咲けないなら、とっとと移動して、自分らしく咲ける場所に移動しなさい」と。
以上! タロン(@shin_taron)でした。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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