【2022年】買ってよかったもの10個

事故物件の探し方&事故物件に住むのがお得な理由【気にしなければ安い家賃で節約可能】

事故物件という言葉は明確には定義されてないんだけど、要は、

最近、事件や事故が発生したいわくつきの物件のこと。


俺もいろんな事故物件をリサーチしたんだけど、やっぱり最近は高齢者(特に男性)が誰にも看取られずに死ぬ「孤独死」が多い。

事故物件に住むなんてイヤだ!


━━という人が多いと思うけど、俺は全くそうは思わない。
 
 
まずは、事故物件に住むのがおトクである理由から解説しよう。


事故物件の探し方だけ知りたい人は、ここから読んでほしい。


 

タップできるもくじ

事故物件はお得でしかない

物件にもよるけど、たとえばワンルームの事故物件は相場の家賃よりも1〜5万円くらい安くなってることが多い。

明確な決まりはないようだけど、成仏不動産によると事故物件販売の相場価格は、こうだ。

  • 孤独死:1割減
  • 自殺:2〜3割減
  • 殺人:半額
画像引用:YouTube動画より

孤独死や自殺は事件性がないが、殺人は事件性があって風評被害が大きいので半額になることもあるらしい。

ちなみに、国土交通省は人の死の告知に関するガイドラインを出している。

画像引用:YouTube動画より
  • 病死や不慮の死は次に住む住人に知らせなくていい

  • 事案発生から約3年経過した場合は住人に知らせなくていい

ということになってるようなんだけど、実際には不動産屋がこのガイドラインに違反しても即罰則があるわけではないので、ガイドラインに違反して事故物件であることを隠す不動産屋がいるのも事実。


不動産屋にだまされないためには、ぜひこの記事で事故物件の探し方を読んでいってほしい。


 
仮に3万円安いとした場合、年間で36万円もの家賃の節約になる。
 
 
つまり、

「前入居者がこの部屋で死んでいる」という気持ち悪さと、36万円の節約。

この2つを天秤にかけることになる

無宗教で合理主義が染みついてる現代の若者なら、気にしなければいいだけの「気持ち悪さ」よりも「32万円」という目に見えるメリットを優先する人が多いと思う。


ホリエモンやひろゆきなど合理主義の人間なら、間違いなくお金を優先するはずだ。


俺も、気持ち悪さより36万円の節約を優先する。


確かに事故物件と聞くと怖い気持ちはわかるけど、

時間軸を長くして考えてみると、そもそもそこら中で人は死んでる。


戦時中の東京大空襲では、広範囲で10万人以上が非業の死を遂げてるわけだけど、

東京大空襲で死んだ人の霊が出てきそうで怖いから、東京には住みたくない!

━━なんて言う人はいない。

  • 最近、前入居者が死んだ部屋に住むのは気持ち悪い。

  • 80年前に東京大空襲で死んだ大勢の人は気にならない。

この2つを分けるのは、時間軸だ。


時間が経つと人は忘れる。


事故物件に死体の腐臭や体液が残ってるなんてことはなく、特殊清掃業者により綿密なクリーニングが入ってるはずだ。


見た目上は、80年前に死んだのか1ヶ月前に死んだのか見分けがつかないくらい、部屋は元通り清潔になっているんだ。

ちなみに特殊清掃費用は、場合によっては100万円以上かかるらしいけど、このお金は大家か遺族が負担することになる。

俺たち入居者は特殊清掃費用を一切負担しなくていいどころか、家賃を安くしてもらえる。

事故物件に住むのは、金銭的にお得でしかない。


事故物件に住むには「気の持ちよう」が全てなわけで、気にしなければ、事故物件は家賃が安いただのお得な掘り出し物の部屋でしかない。

気にしないだけで、年間36万円も家賃を節約できるんだ。


繊細さんにはムリかもしれないけど、俺みたいな鈍感さんにとっては事故物件はお得でしかない。

例外もある

ただし、やめといたほうがいい事故物件もある。
 
 
それは、

殺人事件が起こった事故物件で、まだ犯人が捕まっていない場合だ。

また、犯人は捕まっているものの、まだ捕まっていない共犯者がいる可能性がある場合。

この場合は、犯人(もしくはその共犯者)が証拠隠滅などのために部屋に戻ってくる危険性もあるから、ヤバい。

犯人がまだ捕まってないのはヤバい。

 
これは、「気の持ちよう」ではどうしようもない実害が生じる恐れがあるので、さすがのホリエモンとひろゆきも住みたがらないと思う。
(俺もさすがに殺人事件が起こって犯人が捕まってない事故物件に住むのはムリ)
 
 

まあ、殺人事件があった事故物件はかなり少ないし、犯人逃走中のままの事故物件を貸し出すサイコパス大家もいないと思うから、これはそんなに心配しなくていいと思う。

座間9人殺害事件

神奈川県座間市で、合計9人が殺害されたあの事件は言うまでもなく恐ろしいんだけど、その恐ろしい殺人の舞台になった緑ケ丘六丁目のアパート(シーバスハイム)は2022年11月現在に至るまで入居者募集が停止されているようだ。
(➡︎参考リンク

さすがに歴史に残るレベルの殺人事件が起こってしまうと、そもそも新しい入居者が募集されないので安く住むことはできなくなる。


ただ、賃貸サイトをよく見ると、座間市の事件(2017年)が起こった翌年に家賃1.6万円という超格安で入居者を募集していたらしい(事件が起こったのと同じ部屋かどうかは不明)。

あなたはこの部屋に住む覚悟があるだろうか?


俺はかなり鈍感さんなほうだけど、さすがに9人が殺された部屋に住む気にはなれない。
さすがに何か出そう。


そう考えると、人が一人死んだだけでお安くなっているふつうの事故物件はやっぱりお得物件なんだ。

事故物件住みます芸人はウソ

それにしても、YouTubeで「事故物件」と検索すると、つくりものとしか思えない動画ばかりが出てくる。

特に有名なのが「事故物件住みます芸人」として有名な松原タニシさん。


彼は事故物件に住んでは引っ越しを繰り返すことを売りにしている芸人で、YouTubeや本でいろんな心霊体験をしたと報告している。

  • 気絶するように体調が悪くなる部屋。

  • 非通知の電話がかかってきて、「ゴボゴボゴボ……」と聞こえてきた。
    (前の入居者が風呂場で水死した事故物件に住んでた時のエピソード)

気絶するように体調が悪くなる部屋に関しては、部屋が傾いていて人間の平衡感覚を害するなどの物理的な原因があるに違いない。


「ゴボゴボゴボ……」に関しては、
ウソつけ
としか言えない。


俺は松原タニシさんが好きだけど、

あくまで「9割ウソ」なことを分かった上で楽しむべきエンタメコンテンツだ。

そりゃ、事故物件に住んで「何も起こりませんでした」では芸人失格なので、作り話をしないと食っていけない。
松原タニシさんを真に受けてはいけない。
映画版もクソでした)


ただ、1割くらいは本当かもしれないので、俺も座間9人殺害事件が起こったような事故物件には住みたくない。さすがに幽霊が出そう。

事故物件の探し方

ここからは、具体的な事故物件の探し方を解説する。
 
 
いちばん画面が見やすいと感じたSUUMO(スーモ)で説明する。
 
 
といっても、検索ボックスに「告知事項」と入力して検索するだけで事故物件は見つけられる。
(「心理的瑕疵」と検索してもいい)
 

告知事項を含んだ物件は、関東で3,000件以上ヒットした。


 
明らかに周囲の家賃相場よりも1〜3万円くらい安い部屋が見つかる。
 
 

 
ほとんどの「告知事項あり物件」には、

具体的に何があったのかは書かれていない。


前入居者がどんな亡くなり方をしたのか、ヤバい隣人が住んでいるのか、それとも部屋の設備に欠陥(雨漏りなど)があるのか、具体的なことは書かれていないことがほとんどだ。
 

たまに、具体的に書かれていることもある。
暴力団事務所が近くにあると抗争で流れ弾が飛んできそうだから、かなり怖い。


告知事項の具体的な内容は、基本的にクローズドな情報になっている。
 
 
だから、不動産仲介業者などにメールや電話で直接聞かないと詳しくは教えてくれない。
 
 
俺もとある事故物件で何があったのかをメールで問い合わせてみると、こんな返信が返ってきた。


  • 前入居者が孤独死している。

  • お隣さんが昼夜問わず奇声を発する。


事故物件の要素がダブルパンチな部屋はかなり珍しい。

実はこの物件、遮音性の高い鉄筋コンクリート造りなんだけど、それでも奇声が聞こえるということは相当うるさいんだろう。

家賃は相場より3万円も安かった。

しかし、在宅勤務が多くなる予定の俺は、仕事中に奇声を上げられては困るのでこの部屋は却下した。

このように、告知事項を具体的に知りたい場合は、直接不動産屋に問い合わせるしかないから、かなり手間がかかってしまう。
 
 
それに、口を重く閉ざして語りたがらない不動産屋もたまにいるから、聞き出すのがめんどくさいこともある。
 
 
事故物件を探すのは、通常よりも少しめんどくさくなることは覚悟しておこう。
 

 
 
ちなみに、「告知事項」の代わりに「心理的瑕疵(しんりてきかし)」と検索しても、事故物件はヒットする。
 

 
「告知事項」と「心理的瑕疵」はほぼ同じ意味だから、両方で検索しておくとより多くの事故物件を見つけられるのでやってみてほしい。
 
 

もちろん、SUUMO(スーモ)以外の下記のような物件探しサイトも、同じように検索すればいい。
(告知事項の具体的な内容は書かれてないから直接問い合わせるしかない、という慣習はどのサイトも同じようです)

その他の事故物件を探すのにおすすめのサイト

大島てるをチェックするのは必須

大島てるというサイトを聞いたことがある人は多いだろう。


日本最大の事故物件公示サイトで、日本中の事故物件情報を地図上でチェックできる。

しかも、最近は海外の事故物件情報も公示されはじめている。

アメリカとか銃乱射で大学のキャンパスが丸ごと事故物件になりそう。

事故物件の場所は「炎のマーク」で表示されているので、それをタップすると詳しい情報が見れる。

ちなみに、最も事故物件が集中しているのは東京の歌舞伎町だと思う。
死に至る男女トラブルがあちこちで起こってるのかも。
事故物件が多すぎて街が燃えているように見える。


大島てるの事故物件情報を見れば、詳しい住所がわかるので、その住所をGoogleマップに打ち込んで検索するといい。

たまに写真付きで事故物件がのってることもある。
ここまで情報があればGoogleマップを使えばかんたんに場所を特定できる。

俺も、このやり方で事故物件を探し、無事に23区内の事故物件に住むことができた。
このへんのことは別記事に書いたので読んでほしい。

近隣住人が書いたと思われる詳しい情報が書かれてることも。

大島てるの信頼性は高くない

ただし、大島てるは別に行政や官公庁がやってるサービスではなく、民間がやってるサービスだ。

面白半分で誤情報を書き込むやつもいるので、100%信頼できるサイトではない。


2chや5chよりは信頼できるかな、というレベル。

以下に、明らかに誤情報(でもおもしろい)の例をあげてみる。

短すぎて詳細は不明だが、老婆が車を追いかけてくるということだろうか。
ラップの歌詞っぽい。
情報源がおじいちゃんなので、信頼性なさすぎ。
告知事項がよほど多いらしい
江戸時代かな

こんな感じで、大島てるには便所の落書きレベルの情報も多いので、当然こんな反論コメントもよくついている。

商売道具の物件の風評被害が広まるんだから、大家さんもそりゃキレる。

大島てるが問題なのは、明らかに便所の落書きレベルの誤情報がいつまでも消されずに残っていることが多いことだ。

ちゃんと消されている誤情報もあるんだけど、あんまり自浄作用は働いてないっぽい。

大島てるを見る時は、正しい情報と誤情報を見分けるスキルが必要になる。

とはいえ、事故物件を総合的にまとめているサイトが今のところ大島てるしかないようなので、事故物件を探すには大島てるをチェックするのが必須だ。

事故物件の探し方まとめ

最後に、事故物件の探し方をまとめてみよう。

  1. まずはSUUMO(スーモ)などの賃貸情報サイトで「告知事項」「心理的瑕疵」などで検索し、引っ越したい場所付近に事故物件がないか調べる。


  2. 大島てるをチェックして、事故物件の詳細が載っていないか調べる。
    (必要に応じてGoogleマップでも検索)


  3. 不動産屋に電話かメールで、具体的な事故物件の詳細を聞いてみる。

事故物件を探す時は、まず最初にこの3つのステップを踏むといい。


4つ目以降のステップは、通常の物件を契約する時と同じ流れになる。


もう一度言いたいんだけど、

事故物件は、気にしない人にとっては家賃を大幅に節約できるお得物件でしかない。

ぜひ、あなたも俺みたいに事故物件を探して住んでみてほしい。


東京の部屋探しに俺が使ったサービスを紹介する

  • 俺がメインで部屋探しに使っていたのが、チャット不動産の「イエプラ」。

    不動産屋に連絡するとすぐに電話をかけてくるのがめんどくさいけど、イエプラなら電話じゃなくてチャットだけで部屋を探してくれる。

    チャットの返信速度がAI並みに早いので、ぜひ使ってほしい。
    (ちなみに俺はこれで事故物件を探してもらった)


  • 「部屋まる。」も東京での部屋を探すなら、必ずチェックすべき母艦サイトだ。

    家賃6万円以下の部屋に絞られているので、一人暮らしなら絶対に見ておくべし。

    俺もここで東京23区内家賃3万円台の部屋を多数見つけた。

YouTubeでも解説






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