最近はオンライン面接を受けまくってて、短期間に30社くらい受けた。
オンライン面接は、
- 交通費ゼロ
- 移動時間ゼロ
- 上半身だけ身だしなみを整えればいい
━━かなり省エネで実施できるから、俺たち応募者に有利。
極端な話、オンライン面接なら1日に複数社の面接を受けるのも難しくない。いい時代になった。
今回は愚痴も含めて「こんな面接官はイヤだ」と思ったケースを紹介する。
30社受けたから、そこそこサンプル数はある。
あなたも転職活動をすれば必ず遭遇すると思う。
応募者だけでなく、現職の面接官の方もぜひとも参考にしてほしい。
こんな面接官はイヤだ10選
見下しマン
ノートパソコンのインカメラを使ってオンライン面接すると、どうしても目線が下がるから「相手を見下している」ような印象になってしまう。
オンライン面接でもこの見下しマン面接官がけっこういて、俺が気にしすぎなのかもしれないけど下に見られている気がして気分は良くない。
せめてノートパソコンを高い場所に置いて、自分の目線を上げるようにするくらいの対策はしてほしいなと思う。
顔が暗すぎマン
この場合の「顔が暗い」というのは性格のことではなくて、物理的な明るさのこと。
━━という認識を世間のマナー講師の皆様はぜひ広めてほしい。
直接会わないオンライン面接だとなおさら「見た目勝負」になる。
顔が暗いとそれだけで性格も暗く見えてしまうんだ。
これは面接官も応募者も同じ。
「リングライトってなに?」と思った人は赤信号だから、ぜひともこの記事を読んでオンライン面接環境を整えてみよう。
背景が乱雑すぎる
書類か何かで山積みの背景を写してしまってる面接官もたまにいる。
「ぼかし」にして隠そうとすることで余計に違和感が増すという皮肉な結果になってる。
他の社員らしき人が後ろを通り過ぎたりすることもあって、いやいやオンライン面接するなら会議室を借りてやってくれよ、と思う。
いずれにしても、採用に力を入れてない印象を感じてしまう。
背景とテンションが合ってない
面接官によっては背景を変えてたりするんだけど、その背景がおかしいことも多い。
背景は無地の色にしとけばいいのに、わけのわからない背景をチョイスされても気が散って困る。
面接官にツッコミを入れるのは無理だから、ツッコミようのないふつうの背景にしてくれ。
石化してる人
面接官が複数いる場合もあるんだけど、しゃべるのは100%一人の面接官だけで、他の面接官は最初から最後までずっと黙りっぱなしということがたまにある。
完全に無言の石像と化してて、何のためにいるのかわからない正体不明の面接官。
無言で観察されている感じがして、あんまり気分は良くない。
事情聴取してくる
これもけっこう多いんだけど、
もちろんそれが面接官の仕事なんだけど、一方的に聞かれると「これは事情聴取か?」と思ってしまう。
面接官も「選ばれる側」なんだから、まずはアイスブレイクとして面接を主催する面接官の方から自己紹介をして場をなごませてほしい。
商談の時だって、自分の自己紹介をせずにいきなり取引先のことを聞いたりしないはずだ。
となると悪いのは、面接官に過剰なタスクを割り振ってる上司や経営者なのかもしれない。
他社の選考状況を深く聞いてくる
- 「他の会社様は何社ほど受けられていますか?」
- 「他の会社様から内定はいただいていますか?」
━━という質問は定番で、どの会社でもほぼ必ず聞かれる。
ただ、ごくまれに具体的な会社名まで聞いてくる会社がある。
━━以前こう聞かれた時、俺は思わず反射的に内定をもらった会社名を答えてしまったんだけど、後悔してる。
他社の具体的な会社名を答える必要はない。
何が狙いかはわからないけど、具体的な会社名を聞かれたら、
━━とかわすのがベストだと思う。
そもそもオンライン面接に応じない
1次面接は面接官と応募者がお互いにとって低コストで済むオンライン面接で実施するのが、コロナ禍以降のスタンダードになってるはず。
でもいまだに、オンライン面接に一切応じない会社がある。
で、実際に会社まで行って面接をやってみると、足湯みたいに浅い面接だったりする。
どう考えてもこれならオンライン面接でやったほうがいいはずなんだけど、なぜ1次面接から対面面接にこだわるのかわからない。
百歩譲って営業系の会社なら「実際に会って人柄を判断しないといけない」という理屈はまだわかる。
恐ろしいのは、IT系の会社でも1次面接からいきなり対面面接を強制してくるところがたまにあるということ。
- 1次面接はお互いに低コストですむオンライン面接で実施
- ➡︎脈ありの人は2次面接以降は対面で実施して、オンラインでは読み取れない人柄をチェック
これが一番合理的な面接のフローだと思うんだが……。
たぶんいきなり対面面接を強要してくる会社は、オンライン面接を実施するほどのITリテラシーもないか、めんどくさいかのどちらかなんだろう。
面接官からすれば、今まで何年もやってきた対面面接の方がやりやすい。
だから、応募者をわざわざ会社まで呼び寄せるという殿様面接をやってるんだろう。
紙の書類の郵送を義務づけてくる
今時、書類はPDFで完結させてほしい。
なのに、履歴書や職務経歴書を紙で郵送しろと強要してくる会社がある。
そういえば、「FAXで送ってくれ」という会社(メーカー)が1社だけあって、レガシーすぎてビビった。
FAXなんて人生で2回くらいしか使ったことないぞ。
フィードバックゼロ
これは仕方ないのかもしれないけど、最終面接まで進んで長い時間をかけて面接したにもかかわらず、非常に短いメールで不採用を伝えてくる会社がほとんど。
選考基準は絶対に社外秘だろうし、外に漏らしてはいけないのは分かる。
でも、不採用の理由がまったくフィードバックされないと、自分のどこを改善すればいいのかわからない。
その会社に対してはモヤモヤの気持ちが生涯残り続けるし、その会社の商品やサービスも買いたくなくなる。
ひどい面接は会社のブランドを落としてしまう。
まあ、フィードバックがないのはどの会社もほとんどそうだろうから、仕方ない。
たとえ親友だって、自分の欠点なんてなかなか指摘してくれない。
自分の改善点は自分で見つけるしかない。
【まとめ】面接はお互い様
いろいろ「こんな面接官はイヤだ」というケースを紹介してきたんだけど、ぶっちゃけ別に腹はたたないし、どうでもいい。
ささいなことに目くじらを立てて怒っても時間とエネルギーのムダ。
それに俺だって面接官から「こんな応募者はイヤだ」と思われてるに違いないから、面接はお互い様。
やっぱり必要なのは、相手にツッコミどころがあってもなにも触れない「スルースキル」。
居酒屋ののれんみたいに、何事も受け流してスルーして生きていきたいですね。
(俺はスルーできずにこのブログでネタにして消化してるんだけど)