新しいMacBook Air(2020)が、2020年3月に発表されました。
MacBook Air(2020)にはいろんな進化がありますが、おそらくいちばん注目されているのは、
──ということでしょう。
2019年11月に発表されたMacBook Pro16インチでも、バタフライキーボードが廃止されましたから、
MacBookシリーズは、「完全にバタフライキーボード が廃止された」ということになりますね。
今後、バタフライキーボード が復活する可能性も少なそうです
バタフライキーボードは、やっぱり評判が悪かったですからね……。
実は、俺、去年にMacBookAir(2019)を購入しているんですよ。
投稿が見つかりません。
MacBookAir(2019)にはバタフライキーボードが搭載されていますが、買ったときはバタフライキーボードの悪い評判を知らなかったのです。
でも、半年くらい使ってみると……。
━━と思ったので、以下にその理由を書きますね。
1.バタフライキーボードが悪いと言われるポイントに反論します
バタフライキーボードの悪い評判は、ググればいくらでも出てくるので、詳しく知りたい人はググりましょう。
一般的に、バタフライキーボード が悪いと言われるのは次のポイントです。
②疲れやすい
③壊れやすい
──このへんが、よく口コミなどでも悪く書かれています。
では、一つ一つ反論していきましょうか。
①タイピングは慣れればむしろ快適
バタフライキーボードは、キーストロークが浅いんですよ。
これは俺のMacBook Air(2019)。
MacBook Air(2019)のキーボード
真横から見ると、かなりキーがうすいのがわかりますね。
Appleが、
──と思って、ここまでキーストロークが浅くなったんでしょうね。
ふつうのキーボードに比べると、キーを押した感覚があまりありません。
他のキーボードに慣れている人は、バタフライキーボードに慣れる前に「バタフライキーボード は打ちにくい!」というレビューを書いているのではないかと思います。
慣れるとむしろ長時間のタイピングが可能
バタフライキーボードを打つときには、力はいりません。
バタフライキーボードは、キーをなでるようにタイピングすれば、むしろふつうのキーボードよりも打ちやすいと思うんだ。 pic.twitter.com/uvlzhM3jip
— つづるん (@tsuzuru_N) 2020年3月21日
口で説明するのは難しいですが、押すのではなく、指の力を抜いて表面をやさしくなでるようにすると打ちやすいですよ。
俺もバタフライキーボードを使うまでは、ふつうのキーボードを使っていて、けっこう力を入れてバシバシ打っていたので、力を抜いてリラックスするという打ち方には、なかなか慣れませんでした。
1ヶ月くらい使っていたら、そこそこ慣れてきましたが。
力を抜いた打ち方にさえ慣れれば、流れるようにタイピングできるので、打ちやすくなるはずです。
余計な力を抜いて、リラックスしてタイピングしましょう!
②慣れれば疲れにくい
疲れにくさに関しても、
──ということです。
さっきも説明したように、余計な力を抜いてリラックスして打てば、長時間疲れずにタイピングすることも可能です。
バタフライキーボードは、強くタイピングするとすぐに疲れます。
体感してみたい人は、机の上をキーボードだと思って指で強くタイピングしてみてください。
すぐに指が疲れますよね?
でも机の表面を押すのではなく、優しく女性の肌をなでるような感じでタイピングすると……。
むしろ疲れにくくなります。
バタフライキーボードの打ち心地は、机の表面と似ている気がする。
【追記】
ただ、実際やってみるとわかりますが、長時間のタイピングをリラックスして打つって、けっこう難しいかも。
俺がバタフライキーボードを使っていると、最初のうちは力を抜いてリラックスして打てるんですが、数時間たつとどうしてもタイピングが強くなっちゃいます。
とくに、締め切り時間まであとわずかしかないとか、ちょっとイライラしているときとかに、「力を抜いてタイピングしろよ!」と言われてもそれはむずかしいっすよ。
でも、力を入れてタイピングすると、すぐに指が疲れてくるので、余計にイライラするという負のサイクルが……。
俺みたいに何時間もリラックスしてタイピングすることが苦手な人もいると思うので、この点は注意がいりますね。
俺はバタフライキーボードを使うときは、意識して力を入れないように自分に言い聞かせてます。笑
MacBook Air(2019)のキーボード。US配列なので、見た目スッキリでかっこいいでしょ?
③壊れやすいけど、無料修理サポートがあるよ
実はもう一つ、バタフライキーボードにはデメリットがあって、
━━ということです。
バタフライキーボードがMacBookに初めて搭載されたのは、2015年くらいだったと思いますが、その頃の初期のバタフライキーボードは故障がかなり多かったみたいですね。
隙間からホコリが入り込んで、キーが効かなくなったり、同じ文字が勝手に連続で入力されたり……。
俺の使っているMacBook Air(2019)のバタフライキーボードは、だいぶ改良されていて、打ちやすさも上がっていますし、壊れにくくなっているようです。
俺のMacBook Airはもう1年以上使っていますが、バタフライキーボードが壊れる気配はありません。
仮に壊れたとしても、アップルが無料で修理してくれるサービスがあります。
Apple公式キーボード無料修理プログラム
俺のMacBook Air(2019)も無料修理の対象になっています。
修理の対象になっているということは、やはり壊れる可能性はあるんでしょうね。
公式によると、
・文字が勝手に反復入力される
・文字が表示されない
・押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
──バタフライキーボード がこのような状態になった場合には、無料で修理してくれるらしい。
無料修理サービスが4年間もついているのはお得だよ
ちなみに、このバタフライキーボードの無料修理サービスは、
本プログラムは、対象となる MacBook、MacBook Air、MacBook Pro に対し、その最初の小売販売日から 4 年間適用されます。
──ということで、無料修理サービスは4年間有効なので、サービス期間が長いです。
バタフライキーボードはたしかに故障するリスクがふつうよりも高めですが、
無料修理サービスが4年間もついていることを考えると、安心できるんじゃないでしょうか?
MacBook Air(2019)片手でも持てる軽さはまさに「Air」
【まとめ】買い換える必要はないと思う
いま、MacBook Airを使っている人はもしかしたら、
「うわ、新しいMacBook Airのキーボード打ちやすそう! 買い換えようかなー」
──と思っているかもしれません。
でも、個人的には、
「バタフライキーボードにどうしても慣れない!」というなら仕方ないですが、
俺のようにバタフライキーボードを気に入って使っている人もいるんだということは、知っておいてほしいかな。
ただ、正直言って、今からMacBook Airを初めて買うという人には、バタフライキーボード搭載の古いMacBookAirを特別おすすめすることはしないですね。
俺の言いたいことをまとめると、
ただ、今から初めてMacBook Airを買う人には、バタフライキーボードが廃止された最新版のMacBook Airをおすすめします。
──ということです。
それから、最後にもうひとつ。
世間が言うほど、バタフライキーボードは悪くないぞ!
俺の使っているMacBook Air(2019)はこれ。