「AirPods proのライバルになるか?」と言われていたBeats Studio Budsが発売されました。
でも、結論から言ってしまうと、
Beats Studio Budsは値段は安くなったものの、いろいろ残念なポイントが多いです。
僕は、Beats Studio BudsよりもAirPods proを使うと思います。
とはいえ、それでもBeats Studio Budsを買うべき人もいますので、レビューしていきますね。
1.Beats Studio Budsのデメリット
①ノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能がへぼい
ここが最も残念だったポイントなのですが、
AirPods proのノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能が10点満点だとすると、Beats Studio Budsは4点くらいですね。
Beats Studio Budsはノイズキャンセリング機能をONにしても、雑音がけっこう入ってきますし、車のエンジン音や電車のガタゴト音はあまり遮断してくれません。
Beats Studio Budsも値段的には1万6000円とミドルクラスの価格なんだし、もうちょっとノイズキャンセリング機能と外部音取り込み機能に気を使ってほしかったな……。と思います。
正直、Beats Studio Budsと同じくらいの価格で、もっとノイズキャンセリング機能に優れているイヤホンは、他にもあります。
正直、わざわざBeats Studio Budsを買う理由はあまりないと思いますね……。
僕もBeats Studio Budsを買って試してみたのですが、ノイズキャンセリング機能が残念だった時点で、今まで使っていたAirPods proを使い続けることにしました。
AirPods proならノイズキャンセリング機能が、「魔法かな?」って思うくらいすごいので、もうAirPods proから離れられないですね。
ちなみに、AirPods proの魔法を擬似体験する動画がこれ。▼
Beats Studio Budsだと、この魔法は味わえません。
②ワイヤレス充電非対応が地味にめんどくさい
AirPods proはワイヤレス充電に対応しているので、ワイヤレス充電器の上にポンと置いておくだけで充電できます。▼
しかし、Beats Studio Budsはワイヤレス充電非対応なので、有線(Type-C)を挿して充電するしかありません。▼
「いや、毎回、有線を挿して充電すればいいやん」
──と思うかもしれませんが、毎回、いちいち有線を挿して充電するのはけっこうめんどくさいです。
ポンと置いておくだけで充電できるワイヤレス充電が便利すぎるんでしょうけどね。
ですが、最近はイヤホンでもワイヤレス充電に対応しているものが当たり前になりつつある中、Beats Studio Budsはなぜかワイヤレス充電非対応なのは残念でした。
③物理ボタンが押しにくい
これも、僕的に非常に残念だったデメリット。
イヤホンについている物理ボタンをポチッと押すことで、音楽の再生・一時停止、ノイズキャンセリング/外部音取り込みの切り替え、などができるのですが、これが押しにくい。
なぜ押しにくいかというと、耳につけたまま押すと、イヤホンが耳の奥に突っ込まれてしまうからです。
違和感がすごいのです。▼
AirPods proの場合は、下の細長いつまみにあるボタンを押すので、耳に突っ込まれる違和感はありません。▼
僕の場合、物理ボタンは音楽の一時停止やノイズキャンセリング機能のON/OFFなどで頻繁に押すので、これに違和感があるBeats Studio Budsは致命的なのです。
④通話品質が悪い
コロナ後にテレワークが当たり前になった時代で、これは非常に残念。
これは、動画を見てもらった方が早いですね。
こちらの動画の15分15秒あたりで、Beats Studio BudsとAirPods proの通話品質の比較をやっています。▼
見るとわかりますが、Beats Studio Budsの通話品質は、声がこもってしまっていて、かなり聞き取りにくいです。
僕は、Zoomなどでオンライン会話をすることが多いので、通話品質が悪いのはかなり致命的です。
正直、この通話品質の悪さは、そのへんの数千円くらいの格安イヤホンと同じレベルなので、とっても残念です。
さすがにこの時代に、通話品質が悪いのはいただけませんね。
新しく発売された「Beats Studio Buds」を買ったのですが、今のところ、イヤホンがマダツボミに似ているという感想しかありません。 pic.twitter.com/zwHRVjcbxq
— タロン@本読み (@shin_taron) August 20, 2021
2.それでもBeats Studio Budsを買うべき人
いろいろ、Beats Studio Budsのデメリットを挙げてきたんですが、それでもBeats Studio Budsを買うべき人はいます。
以下が、「Beats Studio Budsを買うべき人」です。▼
①少しでも安い方がいい人
②ノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能に期待してない人
③通話品質が悪くてもいい人
④Beats特有の重低音が聴きたい人
⑤カラーを選びたい人
①少しでも安い方がいい人
2021/08/21時点で、二つの価格差はこうです。(Amazon調べ)▼
Beats Studio Buds | AirPods pro | |
価格 | 16,180円 | 290,36円 |
やはり、Beats Studio Budsの安さは魅力的ですね。
「イヤホンに3万円近くも出すのは高すぎる……」
──と思うのも無理ないので、そんな人はBeats Studio Budsの方がいいかもしれません。
②ノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能に期待してない人
「ノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能とか、別にどうでもいいよ」って人は、Beats Studio Budsでいいと思います。
AirPods proには劣るとはいえ、Beats Studio Budsもちゃんとノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能はついてますから。
ただ、AirPods proの魔法を味わってしまうと、Beats Studio Budsだと満足できないかもしれませんけどね……。
③通話品質が悪くてもいい人
「テレワークしないよー」とか「テレワークの時は別のマイクを使うからいい」という人なら、通話品質の悪いBeats Studio Budsを買っても大丈夫。
通話品質はほんとに悪いので、テレワークでは使わない方がいいですよ。
④Beats特有の重低音が聴きたい人
昔から、Beatsイヤホンの特徴は、
Beats=「重低音に強い」なので、重低音にこだわりのある人なら、Beats Studio Budsの方がいいでしょう。
AirPods proは別に重低音に強いわけじゃないですからね。
ただ、僕は音楽音痴であんまり音の違いはわからないので、どっちでもいいんですが……。
⑤カラーを選びたい人
Beats Studio Budsは、レッド・ブラック・ホワイトの3色から、好きなカラーを選べます。▼
Beatsのブランドカラーはレッドなので、レッドがいちばん人気らしいですが、どれを選んでももちろんOK。
AirPods proはホワイト一色しかなく、カラーを選ぶことができませんからね。
好きなカラーを選べるのは、Beats Studio Budsのメリットです。
【まとめ】やっぱAirPods proには勝てない
まあ結論としては、
──ってことになります。
Beats Studio Budsが発売される前は、「AirPods proのライバルになるか?」と言われていましたが、残念ながらライバルにさえなれてないですね。
ただ、もちろん価格はその分、安いので、Beats Studio Budsを買うメリットも十分にあります。
Beats Studio Budsを買うべき人をもう一度のせておきますね。▼
①少しでも安い方がいい人
②ノイズキャンセリング機能・外部音取り込み機能に期待してない人
③通話品質が悪くてもいい人
④Beats特有の重低音が聴きたい人
⑤カラーを選びたい人
──これらに当てはまる人は、Beats Studio Budsを買っちゃってもいいと思います。
Beats Studio Budsには目新しい機能はありませんが、値段相応といえば値段相応のクオリティです。
特にBeatsの重低音を聴きたい人には、おすすめですね。