あなたは今、どんなイヤホンを使っていますか?
AirPodsなどがかなり人気のイヤホンですが、AirPodsはやはり2万円くらいになってくるので、正直高いです。
しかし、「Beats Flex」なら、なんと新品でちょうど6000円という安さ。
もういきなり先に結論を言っておきますが、
・お得にイヤホン買うなら、「Beats Flex」一択。
・「Beats Flex」があれば、AirPodsやヘッドフォンは買わなくてもいいレベル。
では、「Beats Flex」のレビューをやっていきます。
1.Beats Flexのメリット
まずは、「Beats Flex」のメリットを紹介していきます。
①価格が安く、コスパ最強
まず、なんといっても、
「Beats Flex」には、W1チップが搭載されています。
正直、W1チップは一世代前のチップで少し古いのですが、それでも6000円でW1チップ搭載のイヤホンはすごいです。
余裕で3〜5年は使っていけるでしょうし、3年使うとしたら、1年あたりたったの「2000円」というランニングコストです。
しかも、最新のiPhone12以降は、いつも付属していたはずのイヤホンである「EarPods」がなくなってしまいました。
iPhoneに使えるイヤホンがない……
━━という人は、とりあえず、iPhoneのセットして「Beats Flex」を購入しておくのがいいのではないでしょうか。
②他のApple製品との連携が便利
W1チップが搭載されているおかげで、
iPhoneでもiPadでもMacでも、一瞬でイヤホンを無線接続することができます。
たとえば、iPhoneにつなぎたい場合は、「Beats Flex」の電源ボタンを長押しして、iPhoneに近づけるだけでOK。
すると、iPhoneの画面に、「Beats Flex」のアニメーションが表示されるので、これで接続OK。▼
無線接続は直感的にわかるようになっているので、ここで迷う人はいないはず。
それくらいかんたんです。
これほどApple製品との連携が便利なので、iPhoneを使っている人は「Beats Flex」を買って間違いないですね。
③完全ワイヤレスではないので、スポーツにも向いている
「Beats Flex」はAirPodsのような完全ワイヤレスイヤホンではなく、ケーブルでつながった有線イヤホンです。
AirPodsの場合は、あまりにも激しい運動だと耳から外れてしまうリスクもありましたが、「Beats Flex」なら激しいスポーツでも落とす心配はないでしょう。
体を動かしたり、スポーツをしたりする人は、AirPodsよりも「Beats Flex」のほうが間違いなく向いています。
④マグネットでプラプラ問題が解決されている
実は「Beats Flex」には、珍しい「マグネット機能」が採用されています。
イヤホンの裏にBeatsの「bマーク」が刻印されているのですが、▼
両方の「bマーク」を近づけると、磁石の力でピタッとくっつきます。▼
ふつうのイヤホンって、イヤホンを耳から外すと、胸のあたりでプラプラ左右に揺れて邪魔ですよね。▼
「Beats Flex」のマグネット機能があれば、耳から外しても、胸のあたりでプラプラしません。▼
これ、地味ですが、実際に使ってみるとすごく便利ですよ。
誰かからとっさに話しかけられた時も、パッと両耳からイヤホンを外すことができますからね。
しかも、
この便利機能のおかげで、「音楽を聞いてないのに音楽が流れていて電池がムダになった……」ということもなくなります。
⑤最大12時間再生
「Beats Flex」は、最大12時間再生が可能です。
(10分の急速充電で1.5時間使えます)
AirPods proが4,5時間再生可能なのと比べると、「Beats Flex」のほうが3倍くらい電池の持ちがいいのです。
6000円のイヤホンにしては、かなり長く使えるのがいいですね。
⑥紛失リスクが少ない
「Beats Flex」は紛失リスクが少ないです。
首からかけるタイプのイヤホンですから、よっぽどのことがない限り、地面に落とすことはないでしょう。
AirPodsproは3万円するので、片方のイヤホンをなくすと、単純計算で1万5000円も損することになります。
それに対して、「Beats Flex」なら、新品価格も6000円ですし、そもそも紛失するリスクもほとんどない。
正直、AirPodsは高級品なので、外出時に持ち歩くと常に「紛失のリスク」がつきまといます。
「紛失のリスク」が怖い人は、価格的に安い「Beats Flex」をえらぶべきでしょう。
「Beats Flex」をなくすことはほぼないと思いますが、万が一なくしたとしても、6000円なのでダメージは少ないです。
⑦カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
「Beats Flex」は、現在4色のカラーがあります。
僕のおすすめは、ユズイエローですね。
「ゆず」っていうのが、おしゃれですし、アクセサリーとして「イエロー」はやはり、スポーティーな感じでおしゃれです。
しかも、ユズイエローだと「Beats Flex」についているボタンや、左右の目印である「Right」・「Left」表示も見やすいです。▼
ちなみにブラックだと、ボタンや表示が見にくくなってしまいます。
おしゃれ的にも、実用的にも、「ユズイエロー」がいちばんおすすめです。
⑧USB-C+専用アプリでアンドロイドユーザーにも便利
「Beats Flex」は、USBーCで充電することができるので、アンドロイドユーザーにはかなり便利です。
Androidユーザーのあなたでも、「Beatsアプリ」をダウンロードすれば、快適に使えます。
つまり、
AirPodsは正直、iPhoneユーザー向けな感じでしたが、「Beats Flex」はAndroidユーザーにもかなり優しくなっているのがいいですね。
⑨ケーブルが絡まりにくい
これはたぶん素材のおかげだと思うのですが、「Beats Flex」は、
有線イヤホンにとって、コードが絡まるのは永遠の問題だったのですが、「Beats Flex」ならカバンに無茶苦茶に入れておいても、ほとんど絡まりません。▼
外出時に適当にカバンに放り込んどいても絡まらないのは、地味ですが便利なものです。
⑩マイクが近いので通話しやすい
「Beats Flex」には、通話用マイクが口に近いところについています。▼
AirPodsだとマイクが耳にあるので遠くなってしまうのですが、「Beats Flex」ならマイクが口元に近いので、より音声がクリアに聞こえます。▼
通話をする時には、「BeatsFlex」のほうがいいかもしれませんね。
⑪2台同時再生できるオーディオ共有が便利
「Beats Flex」に搭載されているW1チップでは、オーディオ共有機能は無理だろうと思っていたのですが、
なんと、オーディオ共有機能がふつうに使えます!
たとえば、「Beats Flex」と、AirPods proを使って、オーディオ共有したい場合。▼
iPhoneの画面上で、「Beats Flex」と、AirPods proの両方にチェックを入れれば、
同時に再生することができます。
ぶっちゃけ、一人で使う場合にはどうでもいい機能なのですが、6000円のイヤホンでもオーディオ共有が使えるのは、驚きですね。
3台目に「Beats solo3」をオーディオ共有しようとすると、ムリでした。
⑫イヤーチップのサイズが4種類もある
個人的に嬉しかったのが、イヤーチップのサイズが4種類も付属していることです。▼
それぞれサイズが違うので、あなたの耳にいちばんフィットするイヤーチップをえらべます。
2.Beats Flexのデメリット
もちろん、「Beats Flex」にもデメリットはあるので、忘れずに紹介しておきます。
①ノイズキャンセリング機能がない
残念ですが、「Beats Flex」には、AirPods proにあるような「ノイズキャンセリング機能」や、「外部音取り込み機能」はありません。
たしかに、ノイズキャンセリング機能はないですが、「Beats Flex」はカナル型のイヤホンなので、耳にすっぽりと装着できます。
密閉感があるので、苦手な人もいます。
カナル型のイヤホンは、耳にすっぽりと装着できるので、たとえ「ノイズキャンセリング機能」がなくても、外部の雑音はかなりシャットアウトできます。
ただし、ですね……
これは、本当に僕の個人的意見なんですが、僕はAirPods proの「ノイズキャンセリング機能」がものすごく気に入っていて、もはや「ノイズキャンセリング機能がない」イヤホンはつけたくないのです。
たしかに「Beats Flex」はお得なイヤホンなのですが、「ノイズキャンセリング機能」がないという時点で、僕にとっては、あまり魅力的ではないイヤホンなのです……。
さすがに、3万円のAirPods proと「Beats Flex」では、性能がぜんぜん違いますので、その点は注意しておいた方がいいですよ。
AirPods proを一度でも試してしまった人は、「Beats Flex」では満足できなくなるというね……。
②音質は正直「平均以下」
イヤホンを使う以上、必ず気になるのが「音質」ですよね。
結論を言ってしまうと、
「Beats Flex」は音質がやや寂しく、輪郭がぼやけたような音な気がします。
「Beats Flex」を使った時の最初の印象としては、
うわ〜、「ドンシャリ」だな〜
━━と感じてしまいました。
Beats製品は、基本的に低音がよく聞こえるという性質だったはずです。
でも、「Beats Flex」に関しては、得意なはずの低音もあまりちゃんと出ていない気がしました。
とはいえ、音質にこだわりのない多くの人にとっては、十分に満足できる音質レベルだと思います。
音質にこだわりたい人は、イヤホンではなく、Beatsのヘッドフォンをおすすめします。▼
③AppleCare+に加入できない
なぜかわからないのですが、「Beats Flex」は、
他のBeats製品は、ヘッドフォンも含めてぜんぶAppleCare+に加入できるのに、なぜか「Beats Flex」だけがAppleCare+に加入できません。
※ちなみに、「Beats Flex」の前モデルである「「Beats X」はAppleCare+に加入できるという謎。
調べても理由がよくわからないし、Appleの公式の説明も見つけられませんでした。
まあ、「Beats Flex」は6000円の安い製品ですし、AppleCare+に加入できなくても、ほとんどの人にとって問題はないはず。
一応、「Beats Flex」は、
━━ということは、覚えておいた方がいいでしょう。
④防水機能がない
残念ながら、「Beats Flex」には防水機能がありません。
もちろん、いくら防水機能がないからって、
ただし、公式的には、防水機能はまったく保証されていないということには注意しておきましょう。
多少、雨や汗に濡れたくらいでは大丈夫ですが、池やお風呂などに水没すると壊れます。
「Beats Flex」は、スポーツ用途に使う人が多いと思いますが、雨のような流れる水であれば水没はしないので、問題なく使えると思います。
⑤ファンクションボタンが押しにくい
これは少し細かい点ですが、「Beats Flex」のファンクションボタンが押しにくいんですよね。
ファンクションボタンを押すことで、
・2回押すと次の曲
・3回押すと前の曲
・長押しすると、iPhoneならSiri アンドロイドならGoogleアシスタントが立ち上がる
━━これらの操作が可能です。
ただ、このファンクションボタンは「物理ボタン」なので、スマホの画面のようにタッチするのではなく、ちゃんとボタンを押さないといけません。
なのに、このファンクションボタンは、ちょっと押しにくいです。
ボタン自体も小さくて押しにくいし、押した感覚があまりないので、「押せたのかどうかわからない」ということがよくあります。
まあ、慣れれば問題なく押せるようになるので、そんなに問題ではないですけどね。
⑥Type-C充電なので、他のApple製品となじまない
「Beats Flex」は、Type-C充電なので、アンドロイドユーザーにも便利です。
ただ、iPhoneを使っている多くの人にとっては、正直、
なんで、「Beats Flex」だけType-Cにしちゃったの?
━━と思いますよね。
iPhoneやほとんどのiPadはいまだにライトニング充電なのに、「Beats Flex」だけType-C充電にされると、別々に充電器を用意しないといけないので、面倒ですよね。
正直、なぜ「Beats Flex」だけType-C充電にしちゃったのか、意味がわかりません。
ちなみに、「Beats Flex」にはType-Cの充電ケーブルが付属していますが、電源アダプタは付属していないので、電源アダプタを持っていない人は買っておいた方がいいですね。▼
⑦左右がわかりにくい
おそらく、「Beats Flex」を最初に使う人は、
「あれ、どっちが右が左かわからない」
━━と思うはずです。
ちゃんと見てみると、L(左)とR(右)の表示があるのですが、文字も小さいし、わかりにくいので最初はわかりにくいです。▼
ま、これは慣れればぜんぜん問題ないです。
慣れてくると、いちいちLとRなんて見なくても、感覚で左右がわかるようになりますから。
⑧冬だと少し冷たい
AirPodsなどの完全ワイヤレスイヤホンとはちがって、「Beats Flex」にはコードがついているので、首にコードをかけることになります。
これ、冬に使うときは、首にコードが直接当たることになるので、一瞬だけすごく冷たいです。
まあ、冷たいのは一瞬だけなので、これもそんなに問題ではないですけどね。
⑨タッチノイズが気になる
Beats Flexは有線イヤホンなので、やはり「タッチノイズ」が気になります。
タッチノイズは、人によって気になったりならなかったりしますが、僕はそこそこ気になる方です。
AirPods proなら完全ワイヤレスイヤホンなので、タッチノイズは発生しないのですが、Beats Flexはタッチノイズが気になります。
まあ、他のイヤホンに比べてBeats Flexが特別タッチノイズが大きいわけではないですけどね。
タッチノイズは気になる人は気になるでしょう。
【まとめ】
では、BeatsFlexのメリット・デメリットをまとめておきます。
①価格が安く、コスパ最強
②他のApple製品との連携が便利
③完全ワイヤレスではないので、スポーツにも向いている
④マグネットでプラプラ問題が解決されている
⑤紛失リスクが少ない
⑥最大12時間再生
⑦カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
⑧USB-C+専用アプリでアンドロイドユーザーにも便利
⑨ケーブルが絡まりにくい
⑩マイクが近いので通話しやすい
⑪2台同時再生できるオーディオ共有が便利
⑫イヤーチップのサイズが4種類もある
①ノイズキャンセリング機能がない
②音質は正直「平均以下」
③AppleCare+に加入できない
④防水機能がない
⑤ファンクションボタンが押しにくい
⑥Type-C充電なので、他のApple製品となじまない
⑦左右がわかりにくい
⑧冬だと少し冷たい
⑨タッチノイズが気になる
「BeatsFlex」のメリット・デメリットはこんなところです。
簡単に結論をまとめると、こうです。
・お得にイヤホン買うなら、「Beats Flex」一択。
・「Beats Flex」があれば、AirPodsやヘッドフォンは買わなくてもいいレベル。
やはり、6000円でここまでの完成度のイヤホンは、驚異的にコスパがいいですね。
正直、多くの人にとっては、値段の高いAirPodsやヘッドフォンなんか買わなくても、「BeatsFlex」だけで十分なんじゃないでしょうか。