今回は、Beatsヘッドフォンの中でも、現在一番安いモデルである、「Beats Ep」と「Beats solo3」を比較します。
Beatsのヘッドフォンには4種類あって、安い順に並べるとこうなります。▼
・Beats Ep(税込10,780円)
発売日:2016年
・Beats solo3(税込22,880円)
発売日:2017年
・Beats solo pro(税込32,780円)
発売日:2019年
・Beats studio3(税込38,280円)
発売日:2017年
今回は、このうち、「Beats Ep」と「Beats solo3」を比較してレビューします。
先に結論を言っておくと、
・有線接続しかしないと決めている人は、Beats EPがおすすめ。
・ワイヤレスでもつなぎたい人は、Beats solo3がおすすめ。
個人的には、Beats solo3を強くおすすめしています。
では、比較レビューしていきます。
1.Beats EPは安いけどおすすめできない
まず、Beats EPは、最も値段が安いモデルですが、おすすめはできません。
なぜなら、
今どき、有線接続しかできないヘッドフォンっていうのも、けっこう古い感じがしますよね。
もし、「絶対に有線接続でしか音楽を聞かない!」という人であれば、Beats EPは安いのでおすすめです。
しかし、ほとんどの人は、Bluetoothでワイヤレス接続もしたいはずなので、Beats EPはおすすめできないですね。
しかも、Beats EPは、ケーブルを外すことができないので、常に断線のリスクがあります。
ほとんどの人は、Bluetoothでワイヤレス接続して音楽を聞きたいと思いますので、Beats EPはおすすめではないですね。
Beats EPは、「絶対に有線接続でしか音楽を聞かない!」という人だけにしかおすすめできないヘッドフォンです。
ちなみに、僕はBeats EPをデスクトップパソコンにつないで使おうと思ったのですが、ケーブルがキーボードの上を通って邪魔になったので、使わなくなってしまいました……。▼
2.9つのポイントで比較する
それでは、ここからは、9つのポイントから、Beats EPとBeats solo3 wirelesを比較していきましょう。
①サイズと重量は?
Beats EPとBeats solo3 wirelesの重量はこちらです。
Beats EP | Beats solo3 wireless | |
重量 | 170g | 215g |
Beats EPのほうがすこし軽いですが、まあ、ほとんど気にならないレベルの差でしょう。
どちらにしても、ヘッドフォンとしては軽い方なので、重すぎて頭が痛くなったりすることはほとんどないと思います。
サイズもほぼ同じです。▼
縦のサイズはおよそ19cmというところです。
ヘッドフォンとしては標準的な大きさですね。
②持ち運びやすいのは?
重量的にはBeats EPのほうが軽いですが、
なぜなら、Beats solo3 wirelessは、ヘッドフォン本体を折りたたむことができるからです。▼
しかも、Beats solo3は持ち運び用のポーチが付属品としてついてくるのがありがたいです。▼
Beats Epで付属品としてついてくるのは、ちょっとダサい巾着袋なので、これはあんまり使いたくない……。
外出時にカフェなどに持ち運びたい人は、Beats solo3のほうがいいですね。
③音漏れは?
Beats EPとBeats solo3は、どちらも音量をMAXにすると、けっこう音漏れします。
遮音性はどちらもそれほど優れてはいません。
ただ、80%くらいの音量までであれば、ほぼ音漏れはしません。
④音質は?
うーん、申し訳ないんですが、音質に関しても、Beats EPとBeats solo3であまり違いはありません。
ただ、ほとんどの人にとっては、どちらも同じような音質に聞こえると思います。
基本的にBeatsのヘッドフォンは、
なので、洋楽のロックとかの重低音はよく聞こえるのですが、邦楽のヒップホップなどの高域の音はあまりよくないです。
まあ、「音質が悪い!」と思う人は少ないと思いますが、音質にこだわりのある人にとっては、いまいち物足りないかもしれません。
こまかい音の違いなんてわからないような僕にとっては、これでも十分に満足なんですけどね。
⑤使い道は?
最初にも書いた通り、Beats EPは有線接続でしか聞けないので、使い道はかなり限定的です。
それに対して、Beats solo3は、Bluetoothでワイヤレス接続も可能ですし、付属品のケーブルを使えば、iPadやiPhoneなどに有線で接続することも可能です。▼
つまり、
・Beats EPは、有線接続しかできない
・Beats solo3は、有線接続も無線接続もできる
━━ということで、Beats solo3のほうが、使い道は幅広いです。
さらに、Beats solo3では、ヘッドフォンの左耳側についているbボタンと上下の音量ボタンを押すことで、細かい操作が可能です。▼
bボタンの使い方は、こちらです。▼
・2回押すと次の曲
・3回押すと前の曲
・長押しすると、Siriが起動。アンドロイドの場合は、Googleアシストが起動。
━━こんな操作ができます。
パソコンやスマホをいちいちいじらなくても、ヘッドフォンのボタンを押すだけで操作できるのは使ってみるとかなり便利ですよ。
⑥ノイズキャンセリング機能は?
今時のイヤホンやヘッドフォンは、「ノイズキャンセリング機能」がついているものが多いです。
しかし、残念ながら、Beats EPにもBeats solo3にも、ノイズキャンセリング機能はついていません。
とはいえ、ヘッドフォンは遮音性が高いので、ノイズキャンセリング機能がついていなくても、周囲の雑音はあまり入ってこないです。
ヘッドフォンはノイズキャンセリング機能がついていなくても、ふつうに快適に使えます。
なので、ノイズキャンセリング機能については、あまり気にしなくていいと思います。
⑦長時間つけられるのは?
ヘッドフォンである以上、何時間音楽を聞いていても、耳が疲れないほうがいいですよね。
耳が疲れるかどうかは、「イヤーパッド」がすごく重要です。
ただ、Beats EPもBeats solo3も、イヤーパッドはほぼ同じ素材でできており、どちらもフカフカです。
どちらもフカフカのイヤーパッドなので、耳への装着感はかなりいいです。
僕が長時間つけてみたところ、3時間くらいなら問題なし。4時間以上だと少し耳が痛くなってきますね。
Beats EPもBeats solo3も、どちらも装着感は同じくらい快適だと思ってOKです。
ゲーム音はけっこう音が大きいので、何時間も連続でヘッドフォンを装着せずに、ちょっと休憩時間をおいたほうがいいですよ。
⑧人気のカラーは?
Beats EPのカラーは4色です。▼
こちらは、基本的なカラーがそろっていますね。
人気なのは、やはり涼しげなブルーでしょうか。
一方、Beats solo3は4色あります。▼
左から、
・クラブネイビー
・クラブホワイト
・クラブレッド
━━になります。
個人的には、クラブイエローのカラフルな感じが好きです。
Beats solo3は、かなりカラフルな色が多いので、こちらのほうがカラーをえらんでいて楽しいですね。
⑨マイクは?
マイクは、Beats EpとBeats solo3両方とも、左耳のイヤーチップ付近にあります。
ただ、マイクは内蔵されているらしく、外からは見えないようです。▼
マイクがあるので、もちろん通話もできますし、ネットゲームでボイスチャットもできます。
Beats EpとBeats solo3の間で、特にマイクの性能に違いはなさそうです。
【まとめ】Beats solo3がおすすめ
Beats EpとBeats solo3の比較レビューの結論は、これです。▼
・有線接続しかしないと決めている人は、Beats EPがおすすめ。
・ワイヤレスでもつなぎたい人は、Beats solo3がおすすめ。
ほとんどの人にとっては、Beats solo3のほうがおすすめです。
Beats EPはやはり、有線接続しかできないのが痛いですね。
Beats EPは買って後悔する可能性が高いです。
Beats EpとBeats solo3の価格は、こちらです。▼
・Beats Ep(税込10,780円)
発売日:2016年
・Beats solo3 wireless(税込22,880円)
発売日:2017年
あらためて見ると、Beats Epはあまりにも安すぎますが、やはりおすすめはできません。
ぜひBeatsのヘッドフォンを買いたい人は、参考にしてください。