「アップルウォッチ? いらんやろ」
━━と思っていた僕が、アップルウォッチを使い始めて、もう半年になります。
あんまり期待していなかったアップルウォッチですが、使ってみるとメリット・デメリットがあったので、半年使った僕のリアルなレビューをします。
先に一言で結論をまとめると、
・アップルウォッチでできることはiPhoneでもできる。最悪、アップルウォッチはなくても困らない。
━━これが結論になります。
ちなみに、僕が使っているのはちょっと古くて、Apple Watch Series 3です。▼
1.メリット
①iPhoneとの連携が便利
まずは、iPhoneとの連携が便利。これに尽きますね。
アップルウォッチなら、買った瞬間にデフォルトでiPhoneと相性がいい状態になっています。
(特に自分で設定しなくても大丈夫)
自動的にアップルウォッチとiPhoneがペアリングしてくれるし、後述するようにLINEの通知もアップルウォッチの画面で見れます。
やはり、同じAppleという会社が作っている商品なので、このへんの連携は超便利。
②LINEの通知をチェックできる
アップルウォッチでは、LINEの通知を見ることができます。
これが意外と便利で、いちいちiPhoneを取り出さなくても相手から来た文章の一部をチェックできます。
接客業の人で、
「お客様の前で私用のスマホいじるわけにはいかないけど、アップルウォッチを見るくらいなら大丈夫」
━━という人は、けっこう便利だと思いますよ。
接客の仕事中でも、友達からのLINEをチェックできるわけですからね。
相手から来たのがスタンプだとアップルウォッチで確認できれば、返信する必要がないのでiPhoneをいちいち取り出す必要なくなります。
ちなみに、アップルウォッチだけで返信することもできますが、自由に文字を打ち込むことはできず、決められた定型文しか送れません。▼
アップルウォッチで文字入力とか画面小さすぎて無理なんでしょうね。
③ファッションとしておしゃれ
アップルウォッチは半分は「おしゃれアイテム」です。
腕につけているだけで、なんとなくテンションが上がるという、うれしい副作用もあります。▼
僕は白のバンドを買いましたが、他にもいくらでもおしゃれなバンドがあります。
もはやバンドだけで一つのマーケットができているくらいたくさん種類がありますから、よりどりみどりです。選び放題ですね。▼
日によってバンドをつけ替えて、気分を一新できる。
これが、アップルウォッチがおしゃれアイテムと言われるゆえんでしょう。
僕がびっくりしたのは、バンドをつけ替えるのがすごい簡単だということ。
バンドを横にスッとずらすだけで、バンドを取り外すことができます。▼
バンドを取り外すのが簡単なので、ついいろんなデザインのバンドにつけ替えたくなる気持ちもわかりますね。
④「高い腕時計した方がいいよ」マウントを回避できる
これ、意外なメリットです。
よくいるじゃないですか、
「そんな安物の腕時計はダメだよ。社会人なら、もっといい腕時計つけなきゃ」
━━みたいなことを言ってくる、「腕時計マウントおじさん」が。
僕は前まで安物の腕時計をつけていたので、このマウントを甘んじて受け入れるしかなかったのですが……。
今はアップルウォッチがあるので、
「いや、僕は腕時計に機能性を求めるタイプなんで」
━━と言って、マウントをかわせるようになりました。
よく考えてみたら、G-SHOCKの高級腕時計とかって時間確認するだけなのにゴツくてつけにくいじゃないですか。
アップルウォッチなら、軽くてつけやすいし、いろんなアプリも使えるし、心拍数を測ったりといろいろ多機能です。
時間確認するためだけのためにゴツい高級腕時計をつける意味がわからない僕にとっては、アップルウォッチは救世主です。
⑤外出するモチベーションがわく
アップルウォッチは、今日一日の歩いた歩行距離を計測できます。▼
最近アップルウォッチ3を中古で買ったのですが、毎日歩いた距離が表示されるのが地味に嬉しい。
どんどん歩きたくなる。 pic.twitter.com/SLABElzjlO
— タロン@本読み (@shin_taron) December 4, 2020
これ、意外と運動のモチベーションがわいてくるんですよ。
歩いた距離や走った距離が「見える化」されると、「よし、明日はもっと歩こう」とモチベーションがわいてくるのが自分でもびっくり。
僕はたまにランニングをするのですが、必ずアップルウォッチをつけていきます。
ゴツい高級腕時計だとランニングには向いていませんが、
⑥夜のランニングに便利
これは最近気づいた機能なんですが、画面を光らせる機能があるんですよ。▼
お、Apple Watchってこんな感じに光らせることができたのか!
これなら夜のランニングにちょうど良い。
今は暑いからみんな日が暮れてからランニング行く人多いけど、暗いと轢き殺しにくる車が多いから、くれぐれも安全なランニングを……! pic.twitter.com/JTiXuUBV4x
— タロン@本読み (@shin_taron) August 1, 2021
夜のランニングって意外と危険で、「夜だからどうせ歩行者なんかいねーだろ」みたいな不注意な車に轢かれかけたりすることがたまにあるのですよ。
でも、アップルウォッチを光らせれば、相手に存在を気づいてもらえるのでセーフ。
ただ、この光は、腕時計をつけている側からしか見えず、反対側からは見えないので注意。
ちなみに、暗い道だと足元を照らすこともできるので、意外と便利です。
(ずっと照らしてると、あっという間に電池が減りますが)
2.デメリット
ではここからは、アップルウォッチのデメリットも紹介します。
①充電を忘れがち
ふつうの腕時計って、電池式なので充電なんかしませんよね。
でもアップルウォッチは充電式なので、スマホと同じように毎日充電しないといけません。
アップルウォッチを買ったばかりの頃は、「腕時計を充電する」という習慣がなかったので、いつも充電を忘れていました。
「外出先で充電すればいい」と思うかもしれませんが、アップルウォッチの充電はこんな丸い特殊な充電方法なので、この充電ケーブルを持っていかない限りは充電ができません。▼
アップルウォッチには、
なので、予備用として、ふつうの腕時計をもう一つ持っておくことをおすすめします。
僕もアップルウォッチの充電を忘れたときのために、ふつうの腕時計も持っています。▼
②結局、iPhoneばかり使ってしまう
結局ですね、アップルウォッチの画面は小さすぎるんですよ。
タップもしにくいし、文字も小さくて読みにくい。
・LINEの返信もわざわざアップルウォッチでやるより、iPhoneでやったほうが早い。
・いちいちアップルウォッチにアプリ入れるより、iPhoneでやった方が早い。
・アップルウォッチで決済するより、iPhoneで決済したほうが早い。
━━このように、あらゆる場面で「iPhoneでやったほうが早い現象」が起こります。
ほとんどの場面で、アップルウォッチはiPhoneの下位互換になってしまってるんですよね。
ぶっちゃけ、アップルウォッチはなくてもそこまで困りませんが、iPhoneはなくなると超困る。
最新のアップルウォッチには、血中酸素濃度を計測するみたいな、プロのアスリートしか使わなそうな高機能がついていますが、僕に言わせてもらうと、
━━というのが本音ですね。
ぶっちゃけ、僕はアップルウォッチの8割以上は「時間を確認する」という原始的な目的でしか使っていません。
僕にとっては、アップルウォッチはぜんぜん高機能である必要がないので、昔のアップルウォッチを中古で1万円という安い値段で買ったのです。▼
古いモデルを中古で買おうという決断は、半年使った今でも間違っていなかったと思いますね。
あなたも、アップルウォッチデビューするなら、最初は安くて古いモデルで十分だと思いますよ。
③資格試験などで使えない
TOEICなどの資格試験をはじめとして、簿記でも英検でもその他の資格試験でもだいたい同じだと思いますが、
アップルウォッチだけでなくスマートウォッチが使えないことが多いですね。
試験を受ける場合は、アップルウォッチではなくふつうの腕時計が必要になるので、やはりふつうの腕時計をもう一つセットで持っておく必要がありそうですね。▼
アップルウォッチは設定によっては音が出ますので、資格試験にはそもそも音が出ないタイプの腕時計を持っていったほうがいいですよ。
【まとめ】最悪なくても困らない
以上が、アップルウォッチを半年使った僕の感じたメリット・デメリットです。
あえて一言で結論をまとめると、
・アップルウォッチでできることはiPhoneでもできる。最悪、アップルウォッチはなくても困らない。
━━これが結論になります。
結局、アップルウォッチでできることは、ほぼすべてiPhoneでできてしまうんですよ。
歩行距離の計測でさえiPhoneのアプリでもできますしね。
アップルウォッチにしかできないことというと、血中酸素濃度の測定とかそんなところですが、ほとんどの人にとってそんな機能はいらんでしょう。
それでも僕が、アップルウォッチをつける理由は、
・おしゃれアイテムとして活用するため
━━うーん、結局これくらいしか理由が思い浮かびません。
僕が使いこなせていないだけかもしれませんが、アップルウォッチは僕にとっては「なくても困らない」ものです。
とはいえ、おしゃれアイテムとしてはいいと思うので、これから買う人には中古のApple Watch Series 3あたりをおすすめします。▼