Apple製品はどれも高額だから、ついつい購入をためらってしまいがちなんだけど、実はAppleの返品システムはものすごく俺たちユーザーに優しいからぜひ使ったほうがいい。
鬼の残酷さで利益を求めるあのAppleが、返品に関しては天使のような優しさなんだ。
今回は、 Apple製品を返品するメリットを紹介しよう。
具体的な返品方法は別の記事で解説済み。▼
Apple製品を返品するメリット
①代金は全額返ってくる
Apple製品を返品した場合、購入代金はそのまま全額返金される。
こっちから返品する製品を送り返す時も送料はApple負担だから、俺たちが送料を負担する必要は一切ない。
「自己都合での返品の場合は、送料はお客様負担です」みたいな企業が多い中で、やはりAppleは優しい。
②どれだけ自己都合な理由でもOK
返品する場合はどんなに自分勝手な理由でもOK。
- 「やっぱりiPhoneのカラーが気に食わない」
- 「やっぱりもっと性能の良いMacBookがほしい」
━━みたいな自己都合100%の返品理由でも問題ない。
というか、返品理由を聞かれることがそもそもない。
③開封済み、使用済みでも返品OK
「開封済みの場合は、代金の50%のみ返金します」という企業が多い中、Appleは、
AirPodsみたいに耳に入れるイヤホンはデリケートだから、一度耳に入れて使ってしまうと返品できない気がするけど、なんとそれでも返品可能。
俺も2週間使い倒したApple Watchを返品したことがあるけど、問題なく返品できた。
たぶん、そのApple Watchは徹底的にクリーニングした上で、「整備済み製品(Apple公式の中古品)として再度売り出されるんだと思う。
Apple製品の返品可能期間
Apple製品の返品可能期間は、以下の通り。
- 製品が(あなたの元に)届いてから2週間以内は返品申請可能。
- ネットから返品申請後、1週間以内にAppleに返送する。
時系列にしてわかりやすく解説しよう。▼
Apple製品があなたの元に届いたのが1日だとすると、その2週間後の15日までが返品申請可能期間になる。
そして返品申請可能期間ギリギリの15日にネットから返品申請をしたとすると、そこから1週間後にApple製品を返送すればいい。
つまり、
高額なApple製品をなんと3週間も無料で使い倒すことができるんだ。
ここまで破格のサービスとなると、Appleの負担はでかいはず。
だからたぶんApple製品の高額な価格には、最初から返品コストも上乗せされてるんだと思う。
(だからApple製品は高い)
返品するメリット
Apple製品を返品するメリットは、俺の思いつく限り3つある。
①新型iPhoneを発売日当日に買う
新型iPhoneを発売日当日に買う場合、iPhoneの進化や性能がほぼ未知数のまま買うことになるから、リスクの高い買い物になる。
「やっぱり新型iPhoneには大した進化がないから、返品したい」という場合でも、Appleの返品システムを活用すれば返品しても全額お金が戻ってくる。
初めから返品ありきなら、新型iPhoneだってリスクなしで買えるんだ。
②AirPodsなどのイヤホンのガッツリ試し聞き
AirPodsなどのイヤホンはぶっちゃけ、
AirPodsは試しに長期間自分の生活になじませてみないとその良さがわからないから、返品ありきでまずは買って2週間使ってみるといい。
2週間使ってみて、あなたの生活に合わなければ返品すればいいし、気に入ったらそのまま返品しなければいい。
2週間は俺たちユーザーにAppleが与えてくれたボーナスタイムだから、遠慮なく活用しよう。
③ハイエンドモデルで高負荷作業
これはちょっとグレーな応用かもしれない。
たとえば、仕事で動画編集を頼まれたとしよう。
こんな場合、高性能のハイエンドモデルであるMacBook Proを買ってしまおう。
MacBook Proで動画編集を2週間以内にこなした後で返品すれば、お金は全額戻ってくる。
まさに2週間という無料レンタル期間を最大限活用(悪用?)できるんだ。
少しグレーなやり方かもしれないけど、そもそも世界はグレーゾーンばかりで成り立ってるから、グレーな使い方をしたっていいと思う。
返品の注意点
①初期化を忘れるな
返品する製品の初期化は絶対に忘れてはいけない。
相手はあのAppleだから、初期化を忘れて返品したとしても中に入ってる個人情報を悪用されることはないだろうけど、初期化はしておくにこしたことはない。
特にメルカリで個人相手に初期化を忘れたiPhoneなどを売ってしまうと、恐ろしいことになるかもしれないので、
━━これだけは、絶対に覚えておこう。
②Apple Store(店舗)とApple オンラインストアのみ対象
返品可能なのは、
- Apple Store(店舗)
- Apple オンラインストア
━━この2つで買ったApple製品のみ返品可能。
ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でApple製品を買った場合は、その家電量販店独自の返品ルールに従うことになるから要注意だ。
個人的には、家電量販店ではApple製品を買わない方がいいと思ってる。
③同梱物がそろってないと返品できない
Apple製品を返品するときに、欠品があった場合はたぶん返品不可能になる。
たとえば、iPhoneの化粧箱(高級感のある白いケース)を捨てる人がたまにいるけど、絶対に捨ててはいけない。
この化粧箱も同梱物の一部だから、必ず化粧箱もセットで返品しよう。
④汚れや傷は?
汚れや傷をどこまで許容してくれるのかは、ぶっちゃけ分からない。
俺の場合だと、2週間がっつり使ったApple Watchを返品したことがあるけど、問題なく返品できた。
(2週間使ったから多少の汚れはあったと思うけど、問題なかった)
とはいえ、あまりにも傷や汚れがひどい場合は、返品拒否とか、一部代金お客様負担になる可能性もありそうだから、傷や汚れはできるだけつけないようにしよう。
⑤整備済み製品も対象
整備済み製品とは、Apple公式が発売してる中古品だけど、これも返品の対象になる。
整備済み製品はほぼ新品と変わらないけど、安く買えるというお得商品。
たまにしか発売されてないけど、ぜひチェックしておこう。
⑥ソフトウェアは対象外
公式Appleサイトで買える製品はほぼ全て返品の対象になる。
- iPhoneのケース
- Apple Watchのバンド
- キーボード
━━など細々したアクセサリー類も返品の対象になる。
しかし、
たとえば、公式Appleサイトで買えるOffice(Word・Excel・PowerPointの3点セット)は、パッケージを開封してしまうと、たとえ未使用であっても返品不可能になる。
ソフトウェアを買うときは要注意だ。
⑦返品しすぎると……?
これもAppleの内部情報を知らない俺には推測のしようがないけど、
たとえば、実質3週間の無料レンタル期間を悪用すると、
━━みたいな無限ループで永遠に無料でiPadを使えるということも可能になる。
さすがにここまで悪質になると、さすがのAppleも何らかの方法(ブラックリストに入れるとか)でストップをかけてくると思う。
とはいえ、常識的な範囲なら問題ないはず。
ちなみに俺は、半年に2,3回くらい返品してるけど、特に問題が起こったことはない。
【まとめ】実質3週間の無料レンタル! 使わないと損
もちろんAppleが公式に言っているわけではないけど、Appleの返品システムを最大限活用すると、
高額だから手を出せなかった、iPad proやMacBook Pro、iMacなども、完全無料で返品できるし、お金は全額返ってくる。
返品にかかるコストは全てAppleが負担してくれる。
というかたぶん、この返品コストもApple製品の価格に上乗せされてるはず。
だから、Apple製品は高額なんだ。
つまり、高額なApple製品を買うなら、この返品システムを最大限利用しないと損だ。
はなから返品するつもりでApple製品を買ってもいい。
予想以上に気に入ればそのまま返品しなければいいし、気に入らなければ返品すれば全額お金は戻ってくる。
リスクゼロだから、ぜひ試してみてほしい。
具体的な返品方法の解説。▼