【2022年】買ってよかったもの10個

マンガを英語で読むメリット・デメリット【英語初心者におすすめ】

 
僕は最近、ワンピースの英語版をずっと読んでいるのですが、物語に英語がなじんでいてすごく読みやすいです。
 
 
今回は、マンガを英語で読むメリット・デメリットについて紹介します。
 

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1.マンガを英語で読むメリット

①絵が助けになるのでスラスラ読める

当然ですが、マンガの場合は絵が中心になります。
 
 
文字情報よりも絵の情報のほうが多いので、

少しくらい英文が難しくても、絵を見れば理解できてしまうのです。

 

英語がよく分からなくても、とりあえず名シーンであることはなんとなくわかるはず。


 
考えてみると、日本語版のマンガでも、「ちょっと日本語読むのしんどいな……。絵だけパラパラと読んでくか」みたいな読み方をしている人もけっこういるはず。
 
 
英語版のマンガでも、英語が苦手なうちは基本的に絵だけ読んでいればいいのです。
 
 
で、ちょっと余裕があれば英語のセリフも読んでみるといい。
 
最初から、

「分からない単語はぜんぶ辞書を引きながら調べる!」

──と真面目にやっていると、確実に長続きしません。
 
 
英語が苦手なうちは、絵を中心にサラサラっと読んでいけばいいのです。
 
 
小説やニュースや論文を英語で読もうとすると、絵がなくて文字ばかりなので、よほど根性がないと挫折します。
 
 
でも、マンガなら絵のおかげで気楽に読めるのです。
 
学校教育でも、英語版のマンガを学生たちに読ませるべきだと僕は思う。

 

②好きなマンガだと英語だろうがテンション上がる

マンガって、とにかくおもしろいじゃないですか。
 
 
特にワンピースは安定したおもしろさなので、英語版だろうが楽しく読めるのです。
 
 
特に僕はワンピースの中でも「アラバスタ編」がいちばん好きなので、ここだけ何回も英語版で読み返してます。
 

何度読んでもかんぺきなストーリーで感動……!

 
いくらマンガで読みやすいとはいえ、全巻を英語版で読もうとすると、けっこう大変です。
 
 
そんな時は、自分の好きなパートだけ読むといいですよ。
 

悪役のクロコダイルには、なぜか英語のセリフがしっくり似合ってる気がする。

僕はワンピースの次は、『進撃の巨人』を読もうかなと思っています。
 

 
あの世界観は英語が似合いそうだし、何よりストーリーが鬼おもしろいので、楽しく読めそう。
 
とにかく、

漫画はおもしろいので、「お勉強」にならずに英語を楽しく学べます。

 
僕たち日本人だって、日本語の絵本や漫画、ゲームを通して日本語を楽しく学んでいったはず。
 
 
外国人だって、楽しく英語を学んでいます。
 
 
英語なんてただの言葉なんですから、楽しく習得すればいいのですよ。
 

③英語だとこう言うんだ「へえ〜」という驚きがある

これは伝えにくいんですが、英語版のマンガを読んでいると、
 

英語だとこう言うんだ「へえ〜」みたいな驚きの連発です。

 
たとえば、「ワンピース」のこのシーン。
 
日本語だとこう。▼
 

 
英語だとこうなる。▼
 

 

「仕える」は、serve
そのserveにingをつけて、長い主語を作る。
「誇らしく思う」は、honor
日本語だと出てこない「OF MY LIFE」は、英語だとかなり強調されるんだ、へえ〜。

みたいな感じで、日本語と英語のちがいについて、新鮮な「へえ〜」の連続なのです。


まあ、このおもしろさが分かる人はかなり限られるし、たぶん多くの人は「それのどこがおもしろいの?」って感じだと思いますが……。


でも、僕はこれが楽しいんです。


日本語のマンガを読んでいても、

「これ、英語版だとなんて翻訳されるんだろう?」

──とかすごく気になりますからね。


英語初心者の人でも、この「へえ〜」を味わってもらうと、英語が楽しくなるきっかけになったりもしますから、ぜひ騙されたと思って読んでほしい。


ちなみにもう一つ、ワンピースの「へえ〜」を紹介しましょう。▼

英語版だとこうです。▼

日本だと、親指と人差し指で輪っかを作るジェスチャーは、「お金」を暗に示しますが、外国だとこのジェスチャーは知られていないようです。


なので、英語版だと、わざわざ*MAKING THE SIGN FOE MONEY.と注釈が書かれています。

これは、「へえ〜」ですよね。お金のことを話したがらない日本人の国民性がこの独自のジェスチャーを作ったのでしょうか?


ちなみに、漫画でよくある「ガクガク」・「ブルブル」みたいな擬音をオノマトペと言いますが、
さっきのシーンでは、「ガチガチ」がSHAKE SHAKE SHAKEと翻訳されていますね。


日本の漫画はやたらとオノマトペが多く、外国にはあまりオノマトペの風習がないらしいので、日本の漫画を翻訳するのはたいへんらしいです……。


ちなみに、ワンピースでよくある「ドン!」という意味不明なオノマトペは、どう訳されているかというと……。▼

英語版だとこうです。▼

「どーん!!」が「YEAH!!」に翻訳されていますね。笑


まあ、日本人にとってもこのオノマトペは意味不明ですから仕方ないですね。笑

2.マンガを英語で読むデメリット

デメリットもあるので、紹介しておきましょう。

①大文字ばっかで読みにくい

なんでかわからないんですが、なぜか、

英語版のマンガって、セリフがぜんぶ大文字なんですよ。

 
僕たちが普段読む英文って、文章の最初だけが大文字で後は小文字なのがふつうですよね。
 
 
でも、英語版のマンガは、ぜんぶ大文字なんです。▼
 

ぜんぶ大文字なので、慣れないと読みにくい。
ちなみにこれは「NARUTO」の名シーン。


 
しかも、英語には漢字がないので、基本的に、日本語文よりも英文の方が文章が長くなりがちな傾向があります。
 
 
さっきのシーンも、日本語だとこんなにスッキリしたセリフなんです。▼
 

 
でも、これを英語に翻訳すると、大文字ばっかで読みにくい上に、英文が長すぎて吹き出しの中にギッチギチに詰められちゃうんですよね……。▼
 

 
これは、日本語と英語の性質のちがいなのでどうしようもないんですが、やっぱ慣れた日本語の方が読みやすいと感じちゃいますよね。
 
 
とはいえ、読んでいるうちにすぐに慣れるので、大丈夫だと思いますが。
 

②英語版のマンガは分厚いので読みにくい?

英語版のマンガには、日本語の単行本3冊分が一冊になった「オムニバス・バージョン」があります。▼
 

 

 

3冊分が一冊になっているのはお得そう!

 
──と僕も思ったのですが、実際に買ってみると、分厚すぎて読みにくいのです。▼
 

分厚いし重いしで、手が疲れます。


 
なので、この「オムニバス・バージョン」はあんまりおすすめではないです……。
 
 
もちろん、英語版にも日本語版と同じような薄い単行本もあります。▼
 

 
やっぱり僕は、日本語版の薄い単行本に慣れているのでこっちの方が読みやすいです。
 
 
薄い単行本もAmazonなどで売っているので、探してみてください。
 

【まとめ】マンガは英語で読もう

今回は、

どうせマンガを読むなら、英語版で楽しく英語を学ぼう!

 
──というテーマで書きました。
 
 
英語なんて、ただのツールでしかないので、楽しく学べればそれでいいのです。
 
 
面白いマンガだと、
このストーリー、続きが気になる! 英語でもいいから先を読もう!

 
──となるので、英語の定着スピードはかなり速くなります。
 
「楽しい」と感じると、学習のスピードは鬼速くなります。

 
「英語勉強しときたいけど、教科書の例文みたいなつまらん英文は読みたくない……」
 
 
──こんな人は、英語版のマンガを読んでみるのがおすすめです。
 

 
 
ちなみに、「もっともっとかんたんな英語版のマンガがいい!」という人には、『ドラえもん』の英語版がおすすめです。▼

 
このマンガだと、セリフの全てが大文字で読みやすいのにくわえて、なんと日本語訳もセットでのっています。▼
 

 
ストーリーもかんたんで、基本的に一話完結なので読みやすい。
 
 
たぶん、ドラえもんがもっとも初心者向けの英語版マンガなので、英語に自信のない人はまずはドラえもんから読み始めるのがいいですよ。
 
 
 

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