あなたは普段、どこで勉強や作業をしていますか?
自宅での勉強はどうしても誘惑が多いですし、人の目がない分、集中力を維持するのが難しいです。
自宅に代わって集中して作業できる場所といえば、やはり「カフェ」でしょう。
カフェってなんかおしゃれ空間だから入りにくいんだよな……
──という人もいるかと思いますが、カフェは有効活用すれば一日の生産性を高めることができます。
(僕も最初はカフェに入りにくかったけど、それはもう「慣れる」しかないです)
今回は、カフェで勉強するのがなぜおすすめなのか? その3つの理由を元カフェ店員の僕が「カフェ初心者の人向け」にご紹介します。
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1.カフェで勉強や作業をするのがおすすめな3つの理由
①人の目があるから集中できる
まず、なんといってもカフェは公共空間なので、
他人の目が常にあります。
これが自宅との最大の違いです。
他人の目があると、必ず人は「自分をよく見せよう」という心理が働くので、自宅以上に集中できます。
また、カフェにはあなたの他にも必ず集中して勉強してる人がいるので、
あの人に負けないように私も集中しないと!
──というように、勝手にライバル意識が出てくるので、さらに集中できます。
集中して勉強している姿というのはウイルスと同じように伝染するものです。
自宅だと、集中している他人の姿をリアルで見ることができないので、やはりカフェは集中するには絶好の隠れ家です。
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ちなみに、フランスとかだと、哲学者などの知識人たちがカフェに集まって議論や勉強会をしてたそうです。
フランスの老舗カフェ、「カフェ・ド・フロール」は、彼ら知識人の活動拠点になっていたそうです。
洒落たコーヒーを一杯飲みながら、学びたてホヤホヤの知識を武器に、学友たちと議論をする……。
昔からカフェは知の秘密基地だったわけですから、ぜひあなたもカフェに行って、なにか勉強してみましょう。
ただし、どのカフェも基本的には大声で会話するのはマナー違反なので、そこだけはご注意を。
ちなみに、僕の好きな哲学者、サルトルもカフェで学友たちと議論を交わしていたそうです。
彼の偉大な知的業績のいくらかは、カフェのおかげなのかもしれませんね。
②短期決戦で集中できる
といっても、カフェに居座れる時間って長くても2時間程度だと思います。
「あまり長く居座ると回転率が悪くなってカフェ側に迷惑」という理由ももちろんありますが、そもそも同じ場所にじっと座って集中できるのは、2時間くらいが限界だと思うからです。
(じっと座ったままだと、血流が悪くなるので集中力が下がるのはふつうです)
つまり、
・カフェの回転率が悪くなるから、店側にも迷惑
・じっと座って集中できるのは2時間くらいが限界
──という2つの理由から、カフェに長居することはできません。
ですが、実は、
長居できないからこそ、集中できるのです。
人間、時間がいくらでもあると、かえって集中できません。
夏休みの初期に夏休みの宿題をやる気がしないのは、まだ時間がいくらでもあるからです。
あえて、約2時間というデッドラインを作ることで、「よし、2時間だけがんばるぞ!」と集中力がUPします。
もちろん、2時間でなくても、1時間でもいいし、30分くらいでもOK。
30分でも集中して作業できる人はそんなに多くないですからね。
自宅だとダラダラして3時間くらいかかってしまう作業を、カフェで30分だけ短期決戦で集中してこなす。
これができてしまうのが、カフェの強みです。
短期決戦で終わらせてしまいたいめんどくさい作業がある場合は、カフェに行きましょう!
③お金を払うから集中できる
カフェに行くと、当たり前ですが、なにか注文してお金を払わないといけません。
基本的に、カフェの飲み物や食べ物は値段が高いので、まあまあ財布が痛みます。
僕も最初は、
コーヒー1杯で300円!? ぼったくりじゃん……
──と思っていたのですが、逆に言うと300円を払うからこそ、集中できるのです。
「せっかくお金払ったんだから、その分集中しよう!」と思うのが、人間の心理です。
自宅だと誰にもお金を払わないわけですから、「元をとろう」という心理も働かないので、やはりダラけてしまいます。
思うのですが、
コーヒー1杯300円で、カフェで2時間集中できる時間を買えるのは、とてもコスパがいいと思います。
コーヒー好きの人なら、集中できる時間を買えるだけでなく、おいしくコーヒーも飲めますし、まさに一石二鳥ですよ。
2.実はカフェで飲み物を頼むのはおすすめできない
ちょっと余談ですが、
カフェで飲み物を頼むのはあまりおすすめできません。
なぜかというと、飲み物をこぼしてノートパソコンを壊したり、参考書を汚してしまうリスクがあるからです。
僕はカフェでアルバイトをしていたことがあったのですが、飲み物をこぼしてしまう人って、そんなに珍しくないです。
そもそもカフェのテーブルなんてそんなに広くないですから、
・リュックを背負う拍子に飲み物を倒してしまう
・濡れたグラスを持とうとして、手を滑らせて落としてしまう
(アイスの飲み物はだいたいグラスが濡れてます)
──僕のいたカフェでは、よくこんな事故がありました。
「気をつけさえすればいい」と思うかもしれませんが、狭いカフェだと他人のバッグに引っ掛けて飲み物をこぼされたりする「もらい事故」もよくあるので、その場合は自分が気をつけていてもどうにもなりません。
なので、カフェで飲み物を注文するのは、意外とおすすめできないのです……。
そこでおすすめなのが、飲み物ではなくパンを頼む方法です。
パンであれば、こぼすリスクも少ないですからね。
飲み物と違って、エネルギーの補給もできてお腹も膨らむのでおすすめです。
ちなみに、サンマルクカフェだと、
・コーヒーの最安が230円
・チョコクロなら190円
(店舗によって違うかも)
──なので、飲み物よりもパンを買った方が安上がりです。
こぼすリスクもなく、値段も安いのですし、飲み物よりもパンを注文した方がいいんじゃないかと僕は思います。
【まとめ】カフェを使い倒そう
僕も昔は、
カフェとか高いし、おしゃれで入りにくいし、行きたくねえ…
──と思ってましたが、今回紹介した「カフェで勉強や作業をするのがおすすめな3つの理由」から、カフェのヘビーユーザーになりました。
海外では「ノマド」と呼ばれる人たちが、海外のカフェでノートパソコン一台で仕事をしている光景も当たり前になりましたし、やっぱカフェは集中できる空間なんですよ。
自宅での勉強や作業が集中できない人は、ぜひカフェに行ってみましょう。
絶対にモチベーションUPにつながるはずですよ。
以上! タロン(@shin_taron)でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!