女子高生がよく携帯扇風機を片手に颯爽と歩いてるのを見かけるので、携帯扇風機は知ってる人が多いと思う。
ネッククーラーは、マフラーのように首にかけるタイプの扇風機。
べつに両方使ってもいいんだけど、さすがに両方を身につけると重装備感がすごいのでどっちか片方を選ぶとしたら、どっちだろう。
結論はこう。
- どっちか選ぶなら携帯扇風機。
- だけど、最も涼しいのは日傘だから、日傘を最優先でさせ
携帯扇風機とネッククーラーのちがいをくわしく解説していこう。
携帯扇風機
携帯扇風機(ハンディファン)は、片手に持って自分の顔に当てる。
つねに片手がふさがってしまうのがデメリットなんだけど、顔以外にも体の好きな箇所に風を当てることもできる。
重量も163Gと、なみのスマホよりも軽い。
これほどの軽さなら、女子高生でもずっと片手で持ってられる。
本体には風量を調節するボタン一つしかついてないシンプル設計。
風量を最大の強さにすると、まあまあ音がうるさく感じる。
でも、通学通勤の途中ならほぼ気にならない。
電車でも人目をひくことはない。電車の走行音のほうがはるかにうるさいし。
カフェとかの屋内だと少しうるさすぎるかもしれないので、周囲への気づかいは必要になる。
個人的にうれしかったのが、付属のスタンドをつけると机の上に立てて固定して使えること。
学校やオフィスの机に固定して立てておけば、両手を自由に使える。
バッテリーの持続時間は、風量「強」で約60分だから、そんなに長持ちはしない。
外出先で1日中使いたい場合は、充電するためのモバイルバッテリーも持って行ったほうがいい。
ネッククーラー
携帯扇風機は片手で持ってないといけないけど、ネッククーラー(首掛け扇風機)はマフラーのように首にかければいいから、両手がふさがらないのがメリット。
この部分から風が出る。
首から上にかけて風が出るので、顔の汗がすぐに乾く。
特に顔のメイクを汗で崩したくない女性には、うってつけだと思う。
たとえ男でも顔の体感温度が下がるとかなり涼しく感じるから、夏の炎天下でも快適に歩ける。
これも最強の風量にするとまあまあうるさいけど、路上や電車ならセーフ。
カフェなどの静かな屋内だと、周囲への配慮が必要になる。
重さは280gほどで携帯扇風機よりは重くなるけど、手で持つのではなく首にかけるので重さはそれほど感じない。
携帯扇風機はわずか60分ほどしかバッテリーがもたなかったけど、ネッククーラーはなんと風量「強」でも約5時間もつという長持ちバッテリー。
外出先でもモバイルバッテリーいらずで、1日中使うことができる。
どっちがおすすめ?
携帯扇風機とネッククーラー。
どっちがおすすめかというと、
ネッククーラーにはデメリットが多いからだ。
- ①携帯扇風機に比べてデカすぎ
- ②携帯扇風機に比べてダサい
- ③ランニングにも向かない
①まず、ネッククーラーはサイズがデカすぎて、持ち運びにはつらい。
②見た目についても、ネッククーラーは少しダサい気がする。
見た目よりも熱中症対策を気にするのが100倍大事なんだけど、女子高生がみんなネッククーラーじゃなくて携帯扇風機を使ってるのはおしゃれだからだと思う。
③ネッククーラーは両手がハンズフリーになるから、ランニングなどのスポーツにも最適かと思ったんだけど、意外と使えなかった。
画像では説明しにくいんだけど、走るたびにネッククーラーが鎖骨のあたりにバンバン当たって痛い。
ネッククーラーは首にかけるだけで固定することはできないから、一歩走るたびに鎖骨に当たってしまうんだ。
ふつうに歩いている限りは問題ないけど、ランニングには痛くて使えない。
ネッククーラーの1日中使える大容量バッテリーはすごいけど、コンパクトでカバンにも入れやすい携帯扇風機のほうが使いやすいのは間違いない。
実は携帯扇風機もおすすめしない
これはヤフーニュースの記事
(「ハンディ扇風機」が手放せない!猛暑で大流行も眼科医が警告する、“角膜に傷”リスク)
からの引用。
角膜が傷つくリスクには様々なものがありますが、風の影響が一番大きいとも言われています。
風により涙が蒸発しやすくなり、角膜が涙によって保護されずに裸のような状態になってしまい、角膜が傷ついてしまうのです。
なんと、顔に風を当てすぎると眼が乾いてしまって角膜が傷つくらしい。
以外にも顔に(というか目に)風を当て続けるのは危険だということになる。
だから、携帯扇風機も実はそんなにおすすめしない。
日傘は最強の避暑グッズ
ここまで携帯扇風機とネッククーラーの比較をしてきたんだけど、
- 携帯扇風機:眼の角膜が乾いて傷つくリスクあり
- ネッククーラー:顔に風があたらないから角膜が傷つくリスクはないけど、サイズがでかいしダサい
━━ということになるから、実はどっちもおすすめできない。
というか、ちゃんと日傘をさしていればそこまで汗だくになることはないはずだ。
━━これだけでいいと思う。
携帯扇風機だけに頼りすぎるのはNGで、日傘をメインに使うのが正解。
日光をさえぎってくれない携帯扇風機やネッククーラーなんて焼け石に水でしかないから、たとえ男だろうが日傘をさすべき。
俺も日傘をさし始めたのは去年の夏からなんだけど、今まで「男だから日傘はささない」というアホみたいなジェンダーバイアスに囚われていた自分に後悔した。
日傘はマジで男女関係なく使うべき。これを教えてないのは義務教育の失敗だわ。
汗も全然かかなくなるし、なにより将来の肌のシミ対策にもなる。
俺が実験してみたところ、日傘をささずに最寄り駅まで歩いた場合は「汗だくだくだく」だった。
ただ、日傘をさして歩いた場合は「汗だく」ですんだ。
直射日光をさえぎる日傘は、最高の暑さ対策グッズなんだ。
その涼しさの効果は、携帯扇風機とネッククーラーとは比較にもならないくらい大きい。
少なくとも夏の間は、絶対に日傘をさしてほしい。男女関係なく。
日傘はカラーでえらぶ
俺は日傘ならなんだっていいだろうと思ってたんだけど、実は日傘はカラーえらびがすごく大事。
日傘は必ず、
- 外側が白
- 内側は黒
━━この日傘をえらぶようにしよう。
男も意地はらずに日傘しような https://t.co/npNnHL1683
— タロン@ガジェボート (@shin_taron) June 29, 2022
「外側が白・内側が黒」の日傘は、Amazonだとこれがおすすめ。
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「外側が白・内側が黒」だから、太陽の熱は吸収しないし、路面からの照り返しも少ない。
カラーが違うだけで日傘の涼しさはかなり変わってくるから、ぜひこのカラーをえらんでほしい。
【まとめ】日傘さえあればいい
携帯扇風機とネッククーラーはどっちがおすすめだろう?
結論をもう一度。
- どっちか選ぶなら携帯扇風機。
- だけど、最も涼しいのは日傘だから、日傘を最優先でさせ
携帯扇風機やネッククーラーはあくまで補助的に使うだけでいい。
携帯扇風機やネッククーラーは、日光をさえぎってはくれない。
日傘を使わずに携帯扇風機だけで炎天下の道を歩いてる人は、申し訳ないけどバカとしか思えない。
ぜひ、男でも日傘をさしてほしい。
日傘をさしてもまだ暑いのなら、携帯扇風機を補助的に使うのがおすすめ。
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